岐阜県・金山町コミュニティバス
First Released: 97/12/22
Last Updated: 04/03/01
岐阜県益田(ました)郡金山町では、従来から町営バス(80条バス・直営)がありましたが、97年11月1日より「金山町コミュニティバス」として、路線・本数ともに拡充され、バス停もすべて新しいものに取り替えられました。これは、東海地方では久々の自治体運営バスリニューアルとなりました。
その後、路線変更やダイヤ改正を経て、04年3月1日には金山町を含めた益田郡全域での合併に伴い「下呂市金山町」となりました。しかし、「金山町コミュニティバス」はこの愛称のまま、下呂市営バスとなって続いています。
◎路線の変更(本数はいずれも平休とも同じ)
<旧>
・袋坂線:ひだ金山駅前〜下井尻〜高屋〜上袋坂
4往復、岐阜乗合へ運行委託
・戸川線:厚曽〜天神堂〜祖師野上〜乙原
6往復、直営
<新>
・祖師野線:飛騨金山駅<改名>〜飛騨金山温泉<「ぬく森の里」から改名>
〜祖師野上〜和良<わら>病院前(和良村内)
9往復(飛騨金山駅〜祖師野上の区間運転あり)
・中切線:飛騨金山駅→中切上→飛騨金山駅
(循環ではなく、行きと帰りで停留所が異なる運行になっていた)
3本、98/04/06に廃止
・袋坂線:飛騨金山駅〜上袋坂(区間変わらず)
6往復
(なお「袋坂」には、上之保村営バスも来ている<1日1往復のマイナーバス>)
・戸川線:厚曽〜乙原
6往復(以前と変わらず。ただし、厚曽〜飛騨金山駅、乙原〜飛騨金山駅の系統が1往復新設)
祖師野線が走る区間は、従来は岐阜乗合の和良線(実は既に21条バス<貸切代替>であった)が
「八幡営業所〜八幡本町<郡上バスセンター>〜和良病院前〜祖師野上〜ひだ金山駅前」
で6往復走っていましたが、金山町内の80条バス移管に伴い、岐阜乗合は「八幡営業所〜祖師野上」に短縮され、
途中の方須下(ほうすしも:郡上市和良地区最後の停留所)まで6往復、祖師野上まで3往復になりました。
また、「濃飛乗合」が委託運行(21条)するのも画期的です。
従来、金山町は飛騨地方では唯一岐阜乗合のエリア(和良線は八幡営業所、袋坂線は川合案内所<上之保村>担当)でしたが、濃飛乗合の白川口(営)担当へと代わりました。一方、岐阜乗合(現在は岐阜バスコミュニティ)は金山町から撤退し、駅前にあった案内所(きっぷ売り場)も町営バスの待合所に改装されました。合わせて、金山町直営だった部分もすべて濃飛乗合委託となりました。
◎路線図
・現在の路線図
・平成10年4月6日〜平成16年2月29日の路線図
・平成9年11月1日〜平成10年4月5日の路線図
・平成9年10月31日までの路線図
◎車両
運行開始当初は白川口(営)の濃飛乗合在来型路線バス(名鉄色)が用いられていましたが、98年1月末に新型ローザが導入されました。
塗装も一新され、金山町で日本初発見となった「ギフチョウ」をデザインしたものです。
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