「EST普及推進フォーラム」
ラウンドテーブル2「地方都市においてEST対応型公共交通体系をいかにつくりあげるか」についての補足情報(07/02/20更新)
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名古屋大学・加藤(司会)が使用したプレゼン資料はこちら(当日配布資料と異なります。ダウンロードしてからご覧ください)
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松江市役所・高木様(テーブルメンバー)よりいただいたご質問に対する回答(当日は時間が無く回答ができなかった)
■名古屋大学・加藤へのご質問
Q 「地域公共交通戦略」の詳細
A 大きく3つに分かれます
1.「どこを基幹とし、自治体が主導して整備していくか」
2.「それ以外の地区については、市がどこまでをシビルミニマムとして確
保するか。また、それ以上を望む地区については、地域の参画を前提と
してどのような運営・運行を追加的に行っていくかのしくみの定義」
3.「自治体域内全体での路線網のコーディネート方策」
詳細はこちらのプレゼンを参照ください。
Q エリア別の輸送手段と目指すべき理想形
A こちらのプレゼンにヒントを提示しておきます。
■広島市役所・黒瀬様へのご質問
Q 「電停施設」改良の効果、利用促進と待合環境整備の関係
A 電停施設については、利用者の安全対策のほか、バリアフリー化(拡幅、スロ
ープ、点字ブロック など)や待ち時間対策(電車接近表示、パイプベンチ な
ど)などの利便性向上に配慮して改良しています。
現在のところ、これらの改良の効果について、数値的な評価を行うに至ってお
りませんが、平成18年に改良した『原爆ドーム前電停』については、事業を行
った広島国道事務所において、福祉NPOと協働したバリアフリー点検及び利用者
や周辺施設管理者に対するアンケートなどが行われました。
この結果は、こちらのとおりです。
■遠州鉄道株式会社・高橋様へのご質問
Q 「ICカード:ナイスパス」導入の効果
A 導入効果の主なものは下記3点です。
@乗降時間(特にラッシュ時の降車)短縮による定時制の確保・渋滞緩和
A詳細なODデータ採取による路線分析の活用・ダイヤ改正への反映
Bリサイクルカードとして繰り返し利用できるため、環境にやさしい
Q 投資費用と利用者の反応(島根県は現在磁気式バスカード)
A 投資費用はバスで約8億円(ソフトと400両の車載機器)です。
オムニバスタウンの補助金を頂戴しています。
約70%の方にナイスパスをご利用していただいており、大変好評です。
なお、磁気式バスカードは発売中止しましたが、利用は可能です。
Q 導入にあたっての選択:単独システムor他社との共通システム
A 導入時期が早かったため(13年度試験導入、14年〜16年度に本格導入)、当
社電車・バスでのみ使える単独システムとなっています。これから導入するのであ
れば、他社との共通システムを考えられたほうがよいと思います。
■株式会社日本能率協会総合研究所・平石様へのご質問
Q 「MM」における市民へのアプローチの具体例
A プロモーション的アプローチを中心として
1)CATV、地域テレビ、ラジオなどで、MM用啓発キャラクター
を作成し、4コマ漫画などで呼びかけ
(子どもなどの話題となり、大人にも波及)
リンク先の最下段の4コマ漫画「Annabel on Top」
http://archived.ccc.govt.nz/CityScene/2000/August/
http://archived.ccc.govt.nz/CityScene/1999/July/page2.asp
2)地域テレビ局 夕方の情報番組のコーナーを活用
島根県松江市 平成11年度社会実験時
(社会実験区間内にマスコミ本社があったこともあり、
毎日社会実験現場を背景に放送がされた)
これにより実験認知が高まり、期間中イベント時の
通行者数増に寄与
関連:http://www.mlit.go.jp/road/demopro/result/h11/matsue.html
3)FMラジオ局とタイアップで5000人参加を目標
エコポイント相当として、FM局が実施中のポイント運用を活用
福山市EST事業 Best運動 (Bingo EST)
関連:http://www.bingo-est.jp/
http://fm777.co.jp/pc/iv/html/whats02.html
http://fm777.co.jp/pc/iv/html/whats.html
以上
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