愛知・岐阜県下のマイナーバス情報<三重交通>

Last updated: 21/06/03

三交−1.(20/04/01改正)

事業者:三重交通
担当営業所:桑名
区間:名古屋(名鉄バスセンター)〜熱田六番町〜かの里〜蟹江〜弥富〜長島〜伊勢大橋南詰〜桑名駅前<名古屋桑名線(50系統)>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:かの里〜伊勢大橋南詰
コメント:
 名古屋〜桑名間を国道1号線経由で結ぶ路線です。名古屋市を出ると近鉄やJRと並行するため、次第に存在意義が失われ、00/04/01改正でマイナーバスとなりました。この時は、平日は往復各1便、土休日は往路は桑名駅前行き、復路は名古屋市内西端にある富永発となっていました。08/10/16改正でマイナー系統の復路が廃止となり、平日夜に往路1便のみ残ることとなりました。
 それ以降、時刻が前後に変更される程度の改正が続きましたが、17/05/08改正で大きな動きがありました。土休日も運行されることになり、しかも時刻が夜から朝(名古屋8:40発)に変更になりました。今までは乗車しても外は真っ暗で景色が見えませんでしたが、明るい時間の運行となりました。しかし残念ながら20/04/01改正で名古屋21:10発に逆戻り。それにしても下記の61系統と合わせて、なぜ名古屋〜桑名間の2本のマイナーバスを続けているのか。これは執念なのかこだわりなのか分からなくなってきました。
 熱田六番町から桑名中心部までひたすら国道1号線を走ります。江戸時代は七里の渡しが結んだ区間であり、現在もゼロメートル地帯が続きます。名古屋市を出ると田園風景がメインとなりますが、暗くて見えないでしょう。途中停留所の名前から、以前は鉄道と競合する都市間路線だったことがうかがえます。
 なお、名古屋〜桑名駅前がマイナーバスになってからも、50系統は名古屋市内路線である名古屋〜かの里〜かの里車庫前(旧:かの里富田病院前)を運行していました。04/05/31までは平日・土休日とも毎時4本運転でしたが、04/06/01改正で減便、さらに08/10/16改正で減便され毎時2本に、さらに毎時1本にまで減りました。20/04/01からは、50系統は52系統に変わって、長年終点だったかの里車庫前は廃止、イオンモール名古屋茶屋までの路線となりました。しかし2時間に1本ほどしかありません。ただ、長距離でありながら220円均一となっており、知っていると便利な路線です。


三交−2.(20/04/01改正)

事業者:三重交通
担当営業所:桑名
区間:名古屋(名鉄バスセンター)〜熱田六番町〜競馬場前〜南陽町藤前〜名四飛島〜名四木曽岬〜南長島〜南桑名<名古屋長島温泉線(61系統)>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:南陽町藤前〜南桑名
コメント:
 名古屋から国道23号線(名四国道)経由で南桑名(三交桑名営業所南)に行くこの路線は、08/10/16改正より名古屋発平日夜1便のみのマイナーバスとなっておりました。
 名四経由系統(系統番号60番台)は、21世紀に入った頃は南桑名までの61系統と長島温泉に行く60系統が多く運行し、時間4本程度運行されていました(過去の変遷については「過去帳入りしたマイナーバス31」をご覧ください。)しかし、長島温泉に行くなら、名鉄バスセンターや栄からの高速バスが便利ですし、名四国道周辺にはほとんど家もなく、生活路線としても機能しがたい状況でしたので、ダイヤ改正のたびに減便されていき、08/10/16改正で60系統は廃止となりました。同時に61系統は平日名古屋発1便のみのマイナーバスとなり、名四経由の最終便(17/05/08改正までは名古屋20:22発)の運行でした。その後は名古屋市内路線の63系統として、終点は南陽町藤前、サンビーチ日光川と変わり、時間1本程度の運行となりました。
 一方、回送便同然のマイナーバスとして残った61系統は長い間そのままでしたが、何と、17/05/08改正で平・休日とも名古屋発2便運行へと大出世?しました。20:00発と21:00発の2便で、20:00発なら三交桑名からバスで桑名駅前まで行くことができ、とても乗りやすくなりました。なお21:00発ですと桑名駅前までのバスはありません。
 しかし、20/04/01からはマイナーバスに逆戻り。21:00発のみの運行となっています(毎日運行)。同時に、63系統は62系統に変わってイオンモール名古屋茶屋までの路線となりましたが、52系統と同様、2時間に1本ほどしかありません。  なお、このマイナーバスで私の個人的なお勧めは「日光川排水機場前」バス停です。いくら1つ前の南陽町藤前から運賃が跳ね上がっても(220円から380円に!)、停留所が真っ暗な川の中州であるとしても、運転手さんに「降りてどうするの?」と言われても、ここで降りることができれば、真のマイナーバスマニアと言えるでしょう。一時は2便になったことで、ここで1時間滞在して次の便を待つことも可能でしたが、また1便のみとなり、ここで降りることは「伝説」と言えるでしょう(笑)。



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