過去帳入りしたマイナーバス −東海3県の路線バス情報のページ
Last updated: 21/06/03
私がこのホームページを開始してから、多くの路線バスが減便→区間休止→休廃止への道をたどっていきました。
当然、マイナーバスの中にも消えていったものがたくさんあります。
はかなく消えていった路線の最後の姿を思い浮かべながら読んでやってください。
※ここでは、マイナーバスのページを公開した1997年度以降に休廃止されたマイナーバスを取り上げています。
※扱っているのは、愛知・岐阜県内のマイナーバスです。
マイナーバスのページへ戻る(現在運行されているマイナーバス情報や、マイナーバスの定義が書かれています)
1.(97/03/31廃止)
会社:名古屋鉄道
担当営業所:小牧
区間:小牧〜村中〜横内〜上小口
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:横内〜上小口
コメント:
休日のみの運行で、13時台に小牧から上小口、そして小牧と往復するという運行でした。
最期は停留所の看板はサビついて判読困難であり、なぜ残っているのか、本当にバスが来ているのか分からないような路線でしたが、ちゃんと運行していたようです。
ちなみに途中の横内までは、小牧から平2休1、岩倉から平1休0来ていましたが、同時に廃止されてしまいました。
2.(97/09/30廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:津島
区間:名鉄バスセンター〜中村公園前〜安松〜蟹江本町〜尾張温泉東海ヘルスセンター<蟹江線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:安松〜尾張温泉東海ヘルスセンター
コメント:
名鉄は長年続けてきた尾張温泉への乗り入れを97年9月限りで休止しました。この路線もそのとき廃止されたものです。
途中、七宝・蟹江町内にこまめに停留所がありましたが、この路線とともにことごとく廃止されました。
なお、97/10/01以降は、尾張温泉へは、三重交通が近鉄蟹江駅前から直行路線を運行してきましたが、05/11/30をもって廃止となり、尾張温泉所有車による無料シャトルバスが運行しています。
3.(98/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:小牧
区間:名鉄バスセンター〜県庁前〜上飯田名鉄パレ前〜北味美(きたあじよし)〜豊場(とよば)〜豊山町役場前〜豊場新田〜名古屋空港<豊場線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:豊山町役場前〜名古屋空港
コメント:
普通の名古屋空港行き特急バスは、豊場から直接名古屋空港に向かいますが、この系統のみ豊山町役場前を経由し、大回りして空港に入っていました。
4.(98/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:小牧
区間:小牧〜味岡〜田県(たがた)神社前〜羽黒〜五郎丸〜時迫間〜犬山駅前(東口)<名犬線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:味岡〜時迫間
コメント:
この区間はすべて名鉄小牧線と並行しています。休日のみなのは、犬山地区の観光輸送(明治村、リトルワールド)の応援のための半回送車であったからと推察されます。
5.(98/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:津島
区間:津島〜津島サンガーデン〜佐屋役場前〜永和団地南〜永和荘前(団地内じゅんかん)〜永和団地南〜永和駅口〜富吉<善太線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:津島サンガーデン〜永和団地南
コメント:
富吉は近鉄の駅ですが、富吉駅前に乗り入れているのは名鉄バスだけです。愛知県海部(あま)郡内は、近鉄線より北が名鉄バスのエリア、南が三重交通のエリアです。
名鉄バスは、富吉〜永和荘前(団地内じゅんかん)の路線<朝夕のみ>を持っており、津島〜富吉の路線は回送的路線となっていました。
しかし、97年9月に津島営業所が津島駅前から大坪に移転し、回送としての役割も果たさない路線になってしまいました。
名鉄は、富吉〜永和団地循環についても同時に廃止する意向で、佐屋町の反対によりいったん廃止を免れたものの、99年3月末限りで廃止されました。
6.(98/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:犬山(管理所)
区間:犬山駅前(東口)〜犬山ニュータウン〜長者町団地南〜神尾〜奧入鹿遊園<入鹿遊園線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:神尾〜奧入鹿遊園
コメント:
平成9年4月改正で2往復から1往復に削減され、10年4月改正でついに廃止されてしまいました。
奧入鹿遊園は、名鉄経営の野外博物館「明治村」と入鹿池をはさんで対岸に位置しますが、特別な施設は何もありません。
奥入鹿遊園発が朝9:07、犬山駅前(東口)発が16:20ということで、折り返し路線にはなっておらず、回送が行われていました。
その後も、休日のみ運行の、神尾から入鹿湖乗船場を経て明治村に行く系統が残っていましたが、04/03/31をもって廃止となりました。長者町団地南までは現在でも多数の運行があります。
7.(98/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:犬山(管理所)
区間:西可児駅前〜愛岐ヶ丘口〜リトルワールド
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:愛岐ヶ丘口〜リトルワールド
コメント:
名鉄経営の観光施設であるリトルワールドへの連絡バスは、基本的に犬山駅前(東口)始発であり、リトルワールドに一番近い西可児駅からは、最後はこの1本だけになっていました。
しかも往復とも午後1時台という中途半端な時間であり、ほとんど利用されていなかったものと考えられます。
途中停留所は愛岐ヶ丘口だけでした。
8.(98/10/18廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:中津川
区間:中津川〜後田〜市民病院〜星ヶ見〜辻原口〜美乃坂本<恵那本線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:三菱工場前〜<大峡>〜後田口、市民病院〜星ヶ見〜辻原口
コメント:
JR東海バス中津川営業所管内の恵那本線は、複数の枝線系統を持っていましたが、98/10/19改正で整理され、その時この路線も廃止されました。
マイナーの区間の途中停留所は星ヶ見だけです。広域農道沿いにあり、まわりに畑が広がり高原のような雰囲気が感じられるところです。
美乃坂本まで行くメインの経路は星ヶ見経由でなく、恵那西山、玄済口に大回りするもので、02/02/01にJR東海バス中津川営業所管内が北恵那交通に移管された後も残存しています。
9.(99/01/31廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:春日井〜関田〜神領駅口〜志段味(しだみ)支所前〜森林公園〜瀬戸追分
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:神領駅口〜志段味支所前
コメント:
JRバス瀬戸営業所管内にはたくさんのマイナーバスがありましたが、平成11年2月改正で、33(春日井駅〜神領駅口〜高蔵寺駅、02/09/30廃止)を除いて、以下13までがことごとく休止されました。
最後はほぼ回送扱いになっていた路線です。神領駅に乗り入れられれば、神領駅〜志段味間は結構需要があったと思うのですが・・。
「瀬戸追分」は国鉄バス発祥以来の伝統の営業所である瀬戸営業所の最寄りバス停です。
なお、中志段味〜森林公園〜瀬戸追分間は、現在も1時間に1本程度JRバスが運行しています。
10.(99/01/31廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:瀬戸追分→瀬戸市→水南町→松原町→山手町→南山中学前→水野団地→中水野→中水野駅前→中水野北→中水野→小田妻→苗場町→瀬戸市→瀬戸追分
平日:1
土曜:1
休日:0
純粋にこの系統だけの区間:松原町→山手町→南山中学前、中水野→中水野駅前→中水野北→中水野
コメント:
平成11年2月改正以前の瀬戸市内のJRバス路線は、非常に複雑で、営業所の方でも把握していないのではないかと思われたほどでした。
中でも水野団地循環はややこしかったのですが、最も複雑だったのがこの中水野駅前経由の行路でした。山手町付近は擦れ違い困難な狭隘区間でした。瀬戸追分(瀬戸営業所)発が7:50、着が8:22でした。
11.(99/01/31廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:高蔵寺〜中水野〜上水野〜穴田〜品野陶磁器センター前〜品野火の見下〜品野〜上品野口〜名学大前
平日:0/1
土曜:1/1
休日:0/0
純粋にこの系統だけの区間:上水野〜品野火の見下
コメント:
この経路は高蔵寺〜名古屋学院大学間の最短経路でしたが、名学大が通学バスを運行していた(JR東海バス委託、平成13年度からMK委託)ため、その輸送としては意味を持たない路線でした。
高蔵寺〜名学大前間の路線は、他はすべて瀬戸市駅・瀬戸記念橋経由で運行され(方向幕は「瀬戸・名学大前」となっていた)、しかも平成11年2月改正ですべて瀬戸市駅で分断されました。
穴田〜品野陶磁器センター前間には工業団地があり、また品野陶磁器センターは観光需要も考えられ、もう少し何とかならなかったのかという気もいたします。
平日・土曜の名学大前発が7:45、土曜のみ高蔵寺発が12:55でした。
なお、名学大前に乗り入れるJR東海バスは、02/09/30をもって全廃となりました。
12.(99/01/31廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:高蔵寺〜中水野〜西松山町〜松山町〜瀬戸追分
平日:0/0
土曜:0/0
休日:1/0
純粋にこの系統だけの区間:中水野〜西松山町〜松山町
コメント:
高蔵寺と瀬戸を結ぶ国道155号を走る路線でしたが、愛知環状鉄道開業後は役目を譲って、免許維持路線となっていました。日祝のみ高蔵寺発14:30で運行されていました。
高蔵寺〜瀬戸間の路線は、10でも触れた高蔵寺〜瀬戸追分〜名学大前があり、これはすべて上水野・市民公園前経由でしたが、平成11年2月改正からは水野団地経由がほとんどとなりました。
13.(99/01/31廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:瀬戸追分→松山町→市民公園前→さつき台→南山中学前→苗場町→瀬戸追分
平日:0/0
土曜:0/0
休日:1/0
純粋にこの系統だけの区間:市民公園前→さつき台→南山中学前
コメント:
これも完全な免許維持路線で、水野団地にも絡まないものだったため、平成11年2月改正で整理されました。日祝のみ瀬戸追分発12:20で運行していました。
14.(99/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:豊田
区間:トヨタ元町工場前〜土橋駅前〜三河豊田駅前〜平山<豊田西市内線>
平日[往/復]:1/1
土曜(第2・4除く)[往/復]:0/0
第2・4土曜、休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:トヨタ元町工場前〜三河豊田駅前
コメント:
名鉄の冊子版時刻表では分からない超マイナー路線で、私もずっと既に廃止された路線だと思い込んでいましたが、実は99年3月まで残っていました。
97年9月末の休廃止路線リストに挙げられたものの、その後1年半しぶとく生き残りました。
トヨタ自動車の本社や元町工場などの各施設を結んでおり、平山発6:55、元町工場前発7:19で、月〜金のみの運行。
トヨタ自動車の出勤日でも、土日は運休する旨掲出されていました。
07/04/02より、豊栄交通が土橋駅前〜三河豊田駅前〜トヨタ町〜トヨタ会館・技本前間の路線バスを運行開始しましたが、ちょうど同じ経路を通っています。
15.(99/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:美合〜西美合〜こども美術博物館<美合線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:西美合〜こども美術博物館
コメント:
この路線も97年9月末の休廃止路線リストに挙げられたものの、その後1年半残った路線です。
こども美術博物館は名鉄経営の施設でないためか、連絡バスは少なく、最終的には1往復となってしまいました。
しかも運行時刻は11〜12時台という中途半端な時間であり、典型的な免許維持路線でした。
16.(99/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:各務原
区間:中部学院大学・中部女子短期大学〜関商工前〜光輪公園口〜藍川高校前〜北一色〜新岐阜<大洞団地線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/1
休日[往/復]:0/1
純粋にこの系統だけの区間:関商工前〜光輪公園口、中部学院大学・中部女子短期大学バス停停車
コメント:
大洞団地線は大洞緑団地〜光輪公園口〜北一色〜新岐阜(〜西鏡島<にしかがしま>)の系統ですが、新岐阜発平日7:40/土休7:48<始発便>と、中部学院大学発平日19:10(土休なし)のみ、
光輪公園口から中部学院大学に向かう便がありました。この大学は98年3月までは短大のみでしたが、4月から四大も新設され、バス停表記は「中部学院大学・中部女子短期大学」となりました。
このバス停の面白いのは、岐阜バス倉知線(三柿野駅前〜新関〜せき東山)の関商工前〜向山団地間の、大学正門前の道路南側が少しふくらんだ所に位置するにもかかわらず、倉知線はなぜかすべて通過するという点です。
なお、中部学院大学は、新岐阜・美濃太田方面のスクールバスを自前で走らせているため、学生はこれで通学しています。一部は、岐阜バスの貸切バスで運行されていましたが、これも99/03/31で廃止され、4/1より岐阜バスからエスライン岐阜に移管しました。
このあおりで、折り返しで運行していた諏訪山快速・尾崎快速線も廃止されてしまいました。
17.(99/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:岐阜羽島駅→島3丁目→柳津町→茜部菱野1丁目→加納新本町→新岐阜<新羽島線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:羽島駅口→島3丁目→足近元町、茜部野瀬→茜部菱野1丁目→加納竜興町
コメント:
新羽島線はもともと岐阜羽島駅〜新岐阜・長良川温泉を結ぶ系統で、名鉄電車の羽島線ができるまでは、新幹線岐阜羽島駅アクセスの路線として位置づけられていました。専用の青塗色のバスが運行される重点路線でした。
しかし、羽島線開業後は縮小を続け、98/12/01には新羽島線全体で大幅に減便、長良川温泉直通も廃止され、島・茜部経由のマイナー系統はそれまでの日祝のみ1往復から岐阜羽島駅発便のみへ、究極の減便が行われました。
そして、新羽島線全体が、99/03/31で廃止されてしまいました。
廃止直前の基本系統は、岐阜羽島駅〜飯柄〜足近元町〜柳津町〜茜部野瀬〜中鶉〜六条大溝町〜加納竜興町〜加納新本町〜新岐阜という経路で、マイナー系統の島・茜部経由と比べかなり遠回りです。
にもかかわらずこちらがマイナー系統となっているのは、岐阜羽島アクセスを鉄道に譲ったからにほかなりません。新羽島線の廃止により、羽島市から路線バスはほとんど消滅してしまいました。
18.(99/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:美濃
区間:武芸(むげ)谷口→武芸小学校前→山県(やまがた)高校→岩佐→高富大竜寺前→新岐阜<岐北線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:武芸谷口→武芸川小学校→山県高校
コメント:
岐北線は新岐阜〜岩佐〜谷合〜塩後・神崎を基本系統としており、岩佐から山県高校に行く便はその支線です。
山県高校は岩佐の属する美山町と武芸川町との境界に位置しており、そこからさらに武芸川町に入って武芸谷口まで足を延ばす(というか、武芸谷口から来ている)便が平日の1本のみ存在していました。
ほかに武芸谷口へは新関から高野線が来ています。
しかし、いくらマイナーバスとはいえ、私が調査したときに「武芸小学校前」停の看板が「無芸川小学校」と間違っていたのには苦笑しました。後に正しいものに戻されましたが。
なお、岐北線は美濃市と全く関係ない路線であるにも関わらず、当時は美濃営業所担当でした。
19.(99/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜西
区間:県庁〜朝日大学〜下牛牧〜大垣鶴見町〜大垣駅前〜大垣スイトピアセンター<岐垣(ぎえん)線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:県民ふれあい会館前〜朝日大口、下牛牧〜大垣鶴見町
コメント:
岐垣線はその名の通り、岐阜と大垣を結ぶ路線であり、穂積経由と墨俣経由の2系統がありました。国鉄が普通列車をあまり走らせていなかった時代には岐阜バスの花形路線でしたが、JRになった後は減便や路線短縮が相次ぎ、さらに墨俣経由は全便が墨俣乗り換え(乗継運賃制度あり)となって、残った直通便は穂積経由のみとなっていました。
そして、99/04/01改正ではついに穂積経由の直行便も廃止となって全便が県民ふれあい会館前止まりとなり、しかも、穂積町内はほとんどが穂積駅前〜下牛牧間の区間便となって、県庁〜穂積〜大垣の直行便さえも1日1往復のマイナー便となってしまいました。
平休とも大垣スイトピアセンター7:15発、県庁18:20発というダイヤでした。
99/10/01の穂積町コミュニティバス(ほづみバス)運行開始とともに、穂積駅前〜下牛牧、県庁〜穂積〜大垣の両系統とも廃止されてしまいました。なお、墨俣〜大垣間の系統は存続していますが、07/10/01に岐阜バスから名阪近鉄バスに路線移管されました。
20.(00/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:小牧
区間:岩崎団地東→岩崎センター前→小牧市民会館前→小牧<岩崎団地線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:岩崎団地東〜岩崎センター前
コメント:
岩崎団地線の基本系統は小牧→岩崎センター前→岩崎団地→小牧という循環路線でしたが、始発(6:44発)のみ味岡から岩崎団地東に回送され、ここから営業運転されるようになっていました。
この系統は小牧方面行きしか存在しなかったため、名鉄時刻表に掲載されていない、知る人ぞ知るマイナー路線でした。
結局は岩崎団地線自体が廃止対象路線となり、00/03/31限りで、この区間を含め岩崎団地線は全線廃止されてしまいました。その後、03/03/27の上飯田連絡線開業に合わせて、味岡西循環線(味岡駅〜岩崎団地〜味岡駅)が開業し、再び岩崎団地に路線バスが乗り入れることとなりましたが、これも04/05/31をもって運行終了してしまいました。現在、岩崎団地〜小牧駅間にはこまき巡回バスが運行されています。
21.(00/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
路線名:岡崎
担当営業所:岡崎
区間:本宿→山中→西美合→美川中学前→大平西町口→市役所前→東岡崎<くらがり線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:西美合〜美川中学前(1区間)以外全部
コメント:
名鉄電車名古屋本線に完全に並行しており、本宿〜額田(ぬかた)町役場前の系統の回送的意味合いの路線でした。以前は東岡崎発もありましたが、最終的には往路のみが残りました。
この路線はほとんど国道1号を通っています。西美合〜東岡崎間は、旧道経由で多数運行されています。またこの路線は、岡崎市役所の前を通る唯一の路線バスでもありました(他の系統はすべて「市役所口」経由)。
22.(00/05/12廃止)
事業者:豊橋鉄道
担当営業所:南(福江)
区間:田原駅前→田原萱町→保美→シーサイド伊良湖→伊良湖休暇村→伊良湖岬
平日[往/復]:0/0
土曜(第2・4除く)[往/復]:0/0
第2・4土曜、休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:中里→シーサイド伊良湖→老人ホーム前→伊良湖休暇村
コメント:
豊橋鉄道バスの伊良湖本線・田原駅前〜伊良湖岬の系統には、伊良湖岬付近の各種施設にどう寄るかによっていくつかのバリエーションがありました。
そのなかでただ1本、シーサイド伊良湖に立ち寄るものがありました。98年1月より、豊橋駅前発から田原駅前発に変更され、さらに00/05/13のダイヤ改正で廃止となりました。
この改正では同時に(00/05/07)、特急フラワー号(豊橋駅前〜ホリディタワー〜サンテパルク田原〜フラワーパーク〜伊良湖岬〜伊良湖ガーデンホテル:土休・行楽時運行)と、伊良湖ガーデンホテルや花の村への路線バス「フラワーシャトル」乗り入れが廃止されました。後者については、01/04/01に「伊良湖しおさいロード号」となって01/04/01に復活、しかし花の村・ビューホテル乗り入れを04/03/31限りで廃止し、さらに伊良湖フラワーパーク閉鎖に合わせて05/03/31に完全廃止となりました。これと同時に田原駅前〜フラワーパーク〜伊良湖岬の系統も廃止。さらに、休暇村経由の系統も06/09/30廃止申し出系統となりましたが、06/10/01からは豊橋駅前〜伊良湖岬系統のみが休暇村に立ち寄る系統となっています。
23.(00/03/31廃止)
事業者:三重交通
担当営業所:桑名
区間:近鉄弥富駅前〜平島住宅前〜西平島〜こどもの国〜弥富トレーニングセンター〜弥富野鳥園<弥富鍋田線(33系統)>
平日[往/復]:0/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:近鉄弥富駅前〜平島住宅前〜西平島
コメント:
この三交桑名33系統の基本系統は弥富町役場前を経由します(33-2系統)が、近鉄弥富駅前平日6:58着、土曜6:58着7:02発の便のみ、弥富町役場前でなく平島住宅前を経由していました(平日7:02発は弥富町役場前経由)。
しかし、00/04/01改正からは、この便自体が廃止となり、平島住宅前経由が消滅しました(土曜7:02発は弥富町役場前経由に変更)。この系統の大部分は弥富トレーニングセンター止めです。
ここは地方競馬のトレーニングセンターで、場外馬券売場もありますが、無料シャトルバスが運行されており、路線バスで馬券を買いに来る人は皆無でした。
結局、残っていた弥富町役場前経由の系統も、02/03/31をもって全廃となりました。
24.(00/03/31休止)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:可児
区間:可児駅前〜緑ヶ丘団地前〜帝京大学可児高校〜桜ヶ丘一丁目〜多治見駅前<緑ヶ丘線>
平日[往/復]:1/0
土曜(第2・4除く)[往/復]:0/0
第2・4土曜、休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:細鎌→帝京大学可児高校→大森新田
コメント:
この系統で帝京大学可児高校を経由しない便は多数ありますが、経由はこの1本のみです。
帝京大学可児高校・中学校の通学のための便として、以前は朝・夕とも多数ありましたが、専用のスクールバス(平和コーポレーション委託)が運行開始して以来、
可児駅前15:55発の1便だけが立ち寄るという状況が続いていました。
なお、休止後も当該ダイヤの改正は行われておりません。単に帝京大学可児高校を経由しなくなっただけで、その分の余裕時間は調整されませんでした。しかし、およそ1年後の01/03/25改正で是正されました。
25.(00/08/31通年運行休止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:知立
区間:知立〜刈谷駅前〜大府駅前〜共和〜元塩町〜長島スポーツランド〜長島温泉<長島線>
平日[往/復]:1/1(7/21〜8/31運行)
土曜[往/復]:1/1(7/21〜8/31運行)
休日[往/復]:1/1(通年運行)
純粋にこの系統だけの区間:全区間
コメント:
長島温泉への観光用のバスで、途中停留所は上記に挙げたところのみの急行タイプです。
98/12/20より運行経路が変更となりましたが、それまでは途中停留所が、刈谷駅前・刈谷市駅口・刈谷市駅・緒川旭町・郷中・大府駅前・共和・元塩町・大江・六号地・長島スポーツランドとなっていました。
刈谷駅前〜緒川旭町間は知多乗合の一般路線とほぼ並行し、特に刈谷駅前〜刈谷市駅口間の東陽町・広小路の2停留所のポールは名鉄バス表記となっていますが、名鉄バスはこの1本だけしか通らず、しかもこの2停留所には止まりませんでした。
また、名鉄時刻表では分かりませんが、この路線は名鉄電車刈谷市駅前(「刈谷市駅」停留所)にも乗り入れていました。郷中は東浦町内で、知多乗合の停留所に停車していました。
元塩町・大江は名古屋市港区、六号地は港区にあり、それぞれ名古屋市バスの元塩町・港東通・大江町(名鉄電車築港線東名古屋港駅前)に相当します。
これらの途中停留所のほとんどがこの長島線専用であったところがユニークでしたが、やはりあまり乗降がなかったのか、運行経路変更によって多くが廃止されてしまいました。
00/08/31限りで、休日の通年運行は休止され、夏休み期間(7/21〜8/31)のみの運行となりました。さらに01年度からは、運行が名鉄から名鉄東部観光バスに移管され、知立駅〜長島温泉間の直行バスとなっています。
26.(00/09/30廃止)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:土岐
区間:土岐市駅前〜大富〜泉ヶ丘五丁目〜五斗蒔〜久々利大平<泉ヶ丘線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:泉ヶ丘五丁目〜久々利大平
コメント:
線名となっている泉ヶ丘は土岐市を代表する住宅団地ですが、団地アクセスとしての土岐市駅前〜泉ヶ丘五丁目の区間運行も最終的には4往復(第2・4土曜と休日は3往復)しか残っていませんでした。
さらにその先のマイナー区間は、朝8:47(休日は9:45)に土岐市駅前を出て、9:32(休日は10:32)に戻る免許維持路線でした。
終点の1つ手前の美濃焼伝統産業会館前から終点の久々利大平に入る時に、土岐市から可児市にはみ出します。
久々利大平には、可児駅前から3往復(第2・4土曜、休日は0)が現在も運行されています。バス停が土岐市駅前方面と可児駅前方面で別々に設けられているのが特徴的でした。
00/10/01より、泉ヶ丘線は土岐市民バスに移管され、運行本数・停留所とも大幅に増加し、マイナー区間も解消されたものの、美濃焼伝統産業会館前〜久々利大平の市境区間は廃止となりました。
27.(00/10/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:知立
区間:前後(ぜんご)〜三崎町〜日進木材前〜横根〜大府駅前<大府線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:三崎町〜日進木材前
コメント:
豊明市の中心駅である前後(豊明駅は豊明市のはずれにある)とJR大府駅前を結んでいた路線で、三崎町〜日進木材前の区間に市境があります。前後〜三崎町間には別の系統があり、日進木材前〜大府駅前間は区間便があって2本以上だったのですが、前後と大府を直接結ぶのは1往復だけでした。
しかも、この路線は名鉄の第1次廃止対象路線に挙げられており、存続が危ぶまれていました。
その後、運行の関係からか、97/10/16から日進木材前折り返しがなくなり、すべて前後に直通するようになったため、マイナーバスでなくなりました。さらに98/05/11には、途中に井ノ花、神田小学校、普門寺、大府郵便局と4箇所のバス停が新設されるというように、一時は積極的な動きを見せました。
しかし結局は、99/11/02に豊明市公共施設巡回バスが、00/11/01に大府市市内循環バスが運行を開始し、この路線のエリアをカバーしたことから、運行補助が打ち切られ、廃止となりました。
28.(01/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:小牧
区間:小牧駅〜温水プール前〜野口大山<下末線>
平日[往/復]:0/1
土曜[往/復]:0/1
休日[往/復]:0/1
純粋にこの系統だけの区間:稚児神社前→温水プール前→老人福祉センター前→神明社前
コメント:
野口大山には、以前は名鉄バスセンターから直通の路線もありましたが、少しずつ減便され、01/03/31限りで廃止となりました。温水プール前を経由する系統としない系統があり、経由系統は98/10/19改正でマイナーバスになっていました。
現在はこまき巡回バスが走るほか、あおい交通が平日・土曜朝に1便、野口大山→桃花台センターという便を運行しています。これもマイナーバスです。
29.(01/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:津島
区間:中村公園前〜萱津橋〜坂牧〜大治公民館前〜大治役場前〜中村公園前(循環)<下萱津・佐織線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:中村公園前〜萱津橋〜坂牧〜大治役場前
コメント:
名鉄バスのリストラ策によって、この路線も少しずつ減便され、99/10/01からは、それまでの左回り2便・右回り3便(土休は2便)がついに各1便となりました。中村公園前発は左回りが7:10、右回りが17:15です。
28.と同様、第2次廃止対象路線に指定され、01/03/31限りで廃止となりました。
萱津橋〜坂牧間は、甚目寺町に残る最後の路線バスでした。中村公園前〜大治役場前間の南回りの部分は名鉄バス・名古屋市営バスともに頻発しているだけに、北回りのこの状況は対照的でした。
30.(01/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:一宮
区間:中之庄〜七ッ寺〜大矢ソニー前〜北島〜六所豊田合成稲沢工場〜大塚〜高御堂〜国府宮<奥田線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:中之庄→七ッ寺
コメント:
奥田線は、もとは国府宮〜高御堂(orせんき薬師前)〜中之庄〜甚目寺役場前〜中村公園前という路線でしたが、中之庄以南の稲沢市内を除く区間は97/09/30に休止されました。
その後、残りの区間で運行していましたが、00/03/21改正からはほとんどが、国府宮→高御堂(せんき薬師前)→六所豊田合成稲沢工場→七ッ寺→北島→六所豊田合成稲沢工場→高御堂(せんき薬師前)→国府宮
という終端部循環ルートに変更され、中之庄に来る便は、平日6:28発の高御堂経由国府宮行きのみとなりました。
第2次廃止対象路線に指定され、01/03/31限りで廃止となりました。
31.(01/08/19休止)
事業者:三重交通
担当営業所:桑名
区間:名古屋(名鉄バスセンター)〜熱田六番町〜武道館前〜南陽町藤前〜鍋田〜弥富トレーニングセンター口〜弥富トレーニングセンター<名古屋野鳥園線(62系統)>
平日[往/復]:0/1
土曜[往/復]:0/1
休日[往/復]:0/1
純粋にこの系統だけの区間:鍋田〜操出<くりだし>西〜弥富トレーニングセンター口
コメント:
名古屋から国道23号線(名四国道)に向かう三重交通の系統はかつて、長島温泉<60系統>・南桑名<61系統>・弥富野鳥園<62系統>・飛島温泉センター<63系統>の4系統がありましたが、そのほとんどは60・63系統であり、
さらに00/12/02改正で飛島温泉センター転回場が廃止されて63系統のほとんどが南陽町藤前止まりとなりました(現在はサンビーチ日光川に延伸)。
同時に、マイナーバスであった62系統の往路、名古屋18:05発弥富野鳥園行きも63系統南陽町藤前行きに短縮され、62系統マイナーバスが消滅したかと思いきや、復路は残りました。
復路はもともと弥富野鳥園発便ではなく、弥富トレーニングセンター発(7:25)となっていましたが、00/12/02改正以降、配布時刻表には弥富トレーニングセンターからの時刻が掲載されているにもかかわらず、
弥富トレーニングセンターの現地時刻表には掲載されておらず、次の弥富トレーニングセンター口には時刻(7:26)が掲載されていました。
弥富トレーニングセンター・弥富野鳥園には弥富駅前からの別系統(33-2系統)があった(「過去帳入りしたマイナーバス」23参照、02/03/31廃止)ため、この系統のみが走行するマイナー区間は、操出西をはさんだ1kmほどでした。
結局、01/08/20改正で、このマイナーバスは休止となりました。
32.(02/04/30廃止)
事業者:知多乗合
担当営業所:半田
区間:大府駅西〜森岡台〜中部病院〜南森岡台〜緒川駅口〜石浜住宅<東浦線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:あいち健康プラザ〜南森岡台〜緒川駅口
コメント:
もとは大府と東浦町各地を結ぶ役割の路線でしたが、中部病院に乗り入れたためにそこで大きく引き返すルートとなったことや、JR武豊線の輸送改善もあり、中部病院・あいち健康プラザと沿線とを結ぶ路線に役割が変化していました。
01/10/01より、東浦町内の並行区間で町運行バス「う・ら・ら」が運行開始したことにより、愛知県バス対策協議会が01/09/13に、02/03/31限りでの廃止を認めたものの、知多バスの事情で02/04/30までの運行となりました。
「う・ら・ら」運行開始とともに平日のみ1往復に減便され、石浜住宅749発と大府駅西826発の折り返しダイヤとなっていました。
なお、「う・ら・ら」でカバーできない、大府駅西から森岡台への便として、01/10/01より、大府線の新設系統として大府駅西→中部病院→あいち健康プラザ→森岡台→大府駅西<左回り>が新設されています。
33.(02/09/30廃止)
事業者:JR東海バス
担当営業所:瀬戸
区間:春日井〜乙輪町〜関田〜神領駅口〜大留〜高蔵寺<瀬戸西線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:乙輪町〜神領駅口〜高蔵寺
コメント:
JRバス瀬戸営業所管内に多数あったマイナーバス(9〜13)も99/02/01改正でことごとく廃止され、最後に残ったこの路線も02/09/30限りで廃止となりました。
国鉄民営化頃にはかなり走っていましたが、最終的には春日井地区からの回送を兼ねた路線になってしまいました。以前運転手さんに聞いた話では、毎日決まって1人のおばあさんが途中まで乗車していたそうです。
なお、02/11/30より、これによく似たルート(区画整理が進行し、一部区間は新道経由)で、「春日井シティバス はあとふるライナー」が運行を開始しています。本数は1〜2時間間隔です。
34.(02/09/30廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:各務原(岐阜バスコミュニティ)
区間:犬山駅前(西口)〜犬山遊園〜新鵜沼駅前〜鵜沼緑苑団地<鵜沼緑苑団地線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:犬山駅前(西口)〜新鵜沼駅前
コメント:
98/04/01の名鉄バス草井線廃止以降、犬山駅西口発着の定期バスはこれだけになっていましたが、02/09/30限りで全廃となりました。
名鉄犬山線と完全に並行する経路で、特に犬山遊園〜新鵜沼駅前間は、道路・鉄道併用橋であり、パノラマDXがクルマと並んで走ることで有名な犬山橋を走る唯一の路線バスでした。
しかし、00/03/28には西隣に道路専用橋が開通し(「ツインブリッジ」)、併用橋ではなくなっています。
本来、岐阜県各務原市内は岐阜乗合のエリアなのですが、鵜沼緑苑団地が名鉄不動産開発のニュータウンということで、例外的に名鉄バスが入っています。
犬山管理所担当の時は緑苑団地線の回送的な路線と言えました。ただし、最終的には犬山管理所は廃止され、岐阜バスコミュニティ(岐阜乗合自動車の子会社、各務原市、17/04/01より岐阜乗合自動車に合併)に管理委託されていました。
35.(02/09/30廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:鳴海(管理所)
区間:黒石住宅→神沢中学校→神沢2丁目→みどりヶ丘南→鳴子みどりヶ丘→伝治山住宅→鳴海駅前<鳴海線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:神沢2丁目〜鳴子みどりヶ丘
コメント:
鳴海駅前〜伝治山住宅〜鳴子みどりヶ丘(02/09/30に同時に廃止)の系統と、鳴海駅前→滝ノ水口→神沢南住宅→神沢中学校→黒石住宅→神沢2丁目→滝ノ水口→鳴海駅前(終端部じゅんかん左回り)の系統は頻発していますが、
神沢中学校と鳴子みどりヶ丘を結ぶのは朝(黒石住宅発640)に運行されるこの1本だけでした。ただし、歩いても5分とかかりません。
鳴海駅前〜神沢間の路線はもともとはこちらであったのが、後に鳴海駅前〜滝ノ水口の系統が神沢に延長され、伝治山住宅・鳴子みどりヶ丘経由はマイナー系統となったわけです。
朝の鳴海駅前行きと夜の鳴海駅前発(鳴子みどりヶ丘・黒石住宅経由神沢中学校行き)がありましたが、97/10/01改正で鳴海駅前発便はなくなってしまいました。
黒石住宅〜鳴子みどりヶ丘は、他に名古屋市バス野並14号系統(野並〜鳴子みどりヶ丘〜神沢三丁目〜鍋山〜諸の木)が平日昼間に1時間間隔で運行していますが、みどりヶ丘南や黒石住宅に相当するバス停は市バスには存在せず、その間に神沢2丁目(名鉄の同名バス停と別位置)があります。
ちなみに名古屋市内は、市営交通一元化策により、大部分の地域が市バスの独占となっていますが、この系統が存在する緑区は、名古屋市への編入が遅かったことや、名鉄沿線にあって名鉄グループが開発した住宅地が多く存在することから、
もともと名鉄バスが路線を拡大し、その後名古屋市交通局が進出して、現在では両者が競合する地域となっています。
36.(02/09/30廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:東岡崎〜戸崎町〜岡崎駅西口〜下青野〜マキタ岡崎工場<岡崎・西尾線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:下青野〜マキタ岡崎工場
コメント:
東岡崎〜マキタ岡崎工場の系統は、以前は中之郷線の一部として、東岡崎〜今御堂〜中之郷〜上青野口〜下青野〜マキタ岡崎工場という運行でしたが、01/04/01以降は岡崎・西尾線に組み入れられ、
JR岡崎駅西口経由に変更となりました(この時点で中之郷線の上青野口〜マキタ岡崎工場間は廃止、上青野口〜下青野間のバス路線がなくなる)。
この時点で既に平日2往復・土休運休という、マイナーバスにかなり近い状態まで減便されましたが、さらに01/07/01改正で平日1往復のみのマイナーバスとなってしまいました。なおダイヤは、工場出退勤とは逆になっています。
マキタ岡崎工場の従業員輸送は契約輸送となっており、このマイナーバスはその回送的なものでした。
37.(02/10/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:新安城〜豊臣機工前(1区間)<安城線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:全部
コメント:
途中停留所がなく、新安城発713、豊臣機工前発1720という工場従業員輸送用ダイヤでした。
豊臣機工前バス停は門の近くの国道1号上(新安城・岡崎方向)にありましたが、そこにはバス待避所が無いため、実際には門の中に入って転回し、乗車扱いは門のところで行っていました。
38.(03/03/26廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:東岡崎〜若宮町〜美合〜緑丘〜足迫子〜岡崎駅前<美合線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:たつみ幼稚園前〜足迫子〜羽根東町
コメント:
東岡崎〜美合〜足迫子〜岡崎駅前の系統は、以前は30分ヘッドの運行でしたが、00/10/16改正で朝夕以外は足迫子経由から庄司田経由に変更され、さらに01/04/01改正で1往復を除いてすべて庄司田経由となりました。
したがって、足迫子・東足迫子を通る系統はマイナーバスとなったわけです。これは、足迫子より庄司田の方が住宅地に近いための変更です。足迫子の時刻は、東岡崎行き2038、岡崎駅前行き2043でした。そして、03/03/26限りで廃止されました。
39.(03/03/26廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:東岡崎→康生町→若宮町→(愛知病院<平日のみ>→)洞町→大平支所前→大平→市営住宅前→洞町→(愛知病院<平日のみ>→)若宮町→康生町→東岡崎(循環)<美合線>
平日[往/復]:1
土曜[往/復]:1
休日[往/復]:1
純粋にこの系統だけの区間:大平支所前〜大平
コメント:
美合線の基本系統は、東岡崎〜洞町〜市営住宅前〜大平〜美合というもので、さらにその約半分は美合からさらに緑丘を経由して(JR)岡崎駅前に行くというものです。
1999年10月改正で一部が途中の大平付近で右回りして戻る系統が新設されました。逆回りの運行は行われませんでした。
しかし、大平止まりは利用率が悪かったのか、01/10/01改正で東岡崎1455発の1便のみとなり、結果的に基本系統と重複する洞町〜市営住宅前〜大平と、桜形線と重複する洞町〜西田潰〜大平支所前を除いた、大平支所前〜大平の1区間がマイナー化しました。
そして結局、03/03/26限りで廃止されました。
40.(04/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:豊田
区間:米野木駅〜上市〜諸輪〜日進駅<星ヶ丘・豊田線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:米野木駅→教育センター前→愛知池→上市
コメント:
米野木駅発の主な系統は、駅を出て北の方に向かう名商大前・浄水駅経由豊田市行きであり、南に向かうのはこれと次の41が最後まで残りました。98/10/19改正から日進駅発がなくなり、片道のみとなりました。米野木駅934発です。上市〜日進駅間は、日進駅〜諸輪〜汐見町〜豊田市の路線<同じく星ヶ丘・豊田線>と重複しています。
41.(04/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:豊田
区間:米野木駅〜上市〜諸輪〜豊田市<星ヶ丘・豊田線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:米野木駅→教育センター前→愛知池→上市
コメント:
40と全く同じ区間ですが、40は平日のみ、41は土曜のみのため、両方を合わせても1日片道1本の区間となります。米野木駅1322発の運行でした。
42.(04/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岡崎
区間:東岡崎〜今御堂〜中之郷〜上青野口<中之郷線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:中之郷〜中之郷下〜上青野口
コメント:
36(東岡崎〜マキタ岡崎工場の系統)廃止後の生き残りであった、中之郷線の東岡崎〜上青野口系統も、01/10/01改正でマイナーバス化しました。上青野口627発、東岡崎発2025という通勤には到底使えないダイヤで運行されました。
中之郷線の基本系統は東岡崎〜中之郷〜岡崎駅西口で、昼間約1時間ヘッドが維持されていますが、中之郷循環(岡崎駅西口→中之郷→岡崎駅西口)は01/10/01以降は平/土/休とも2便のみとなり、この系統に先立って02/09/30をもって廃止されました。
43.(04/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:新岐阜→柳ヶ瀬→市民会館前→都通り1丁目→西問屋町→新岐阜<[み]都通り三宅線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:西野町〜西野町7丁目〜都通り1丁目、鍵屋〜都通り5丁目〜室津町
コメント:
都通り三宅線は、岐南町三宅〜領下〜加納新本町〜(旧西陸橋)〜岐阜駅〜新岐阜〜柳ヶ瀬〜(都通り経由)〜新岐阜という運行で、88年当時は往復で日中各40分ヘッドで運行していました。しかし少しずつ減便され、98/10/01以後は平・土2往復の運行となっていました。02/04/01改正で土曜の運行がなくなり、03/11/01改正でさらに新岐阜15:43発の左回り1本のみの運行となって、路線名に入っていた岐南町三宅からは完全に姿を消してしまいました。
なお、西野町〜福祉センター保健所前間は岐阜市営バス鏡島市橋線(04/04/01に岐阜バスに移譲)が並行し、純粋なマイナー区間は鍵屋〜室津町間でした。04/04/01よりこの区間のバス路線がなくなったことになります。
44.(04/09/30廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:岐阜
区間:西鏡島(にしかがしま)〜森屋〜千手堂〜徹明町〜新岐阜<岐阜線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:千手堂→徹明町
コメント:
名鉄バス岐阜線は昔走っていた名鉄電車岐阜市内線・高富線・鏡島線の廃止代替路線が起源であり、岐阜バスや岐阜市営バスとともに岐阜市内を運行していました。基本系統は西鏡島〜森屋〜千手堂〜岐阜駅前〜新岐阜〜徹明町〜長良北町〜高富大竜寺前〜高富(岐阜営業所)が基本パターンで、一部は高富大竜寺前(旧高富駅)発着や、岐阜駅前(バスターミナル)〜高富方面の区間系統も存在していました。
その中の変わり種として、平日の西鏡島2246発最終便(02/10/31までは平・土703発)のみは、千手堂から右折せずそのまま直進で徹明町に向かい、新岐阜が終点となるという、唯一の新岐阜発着便でした。ただし、このマイナー区間には、名鉄電車岐阜市内線と、岐阜バスの岐大キャンパス線・北方円鏡寺線も走っていますので、厳密にはマイナーバスではありません。
名鉄電車はこの途中に「金町」(こがねまち)電停がありますが、バスは途中停留所はありません。ただし、徹明町バス停は交差点西にあり、この便のみ停車のマイナー停留所でした。
このバスは新岐阜到着後、JR岐阜駅前バスターミナルで折り返し、新岐阜2315発高富行きの深夜バスとなっていました。
名鉄バス岐阜線には他に、鏡島付近でバイパス経由する変種もありました。02/11/01改正より、平土休とも西鏡島発1/高富発1となり、マイナーバス化しました(02/10/31までは3/2)。ただしこの区間も、岐阜バス北方円鏡寺線・美江寺穂積線・大洞団地線が並行しています。
これらの路線を運行する名鉄バス岐阜営業所は、04/10/01に岐阜バスに移管され、高富営業所となりました。これとともに、新岐阜発着便・バイパス経由のマイナー系統はいずれも廃止となりました。
45.(02/07/31休止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:美濃
区間:焼橋(やけばし)〜岐北病院前〜高富大竜寺〜三田高校前〜西光寺〜藍川高校前<藍川高校線>
平日[往/復]:1/1(学休日運休)
土曜[往/復]:1/1(学休日運休)
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:岩井石原台〜西光寺〜向加野
コメント:
岐阜藍川高校のスクール便で、方向幕にも「学生専用」と掲出されていましたが、一般の乗客も利用できる路線として運行されていました。
99/03/31までは、三輪釈迦前〜岐阜女子大口〜岐北病院前〜三田高校前〜藍川高校前という運行でした。
岐阜バスの岐阜市内路線はほとんど新岐阜を通るのですが、藍川高校線は一部高富町内を通る以外はほとんど岐阜市内を通っているにもかかわらず、新岐阜とは全く縁のない変わり種の系統でした。
99/04/01以降は、高富町内の焼橋発着に変更されました。ダイヤは焼橋741発(以前は三輪釈迦前735発)、藍川高校前1600発(土曜1330発)です。
岩井石原台〜西光寺〜向加野以外の区間のみ、他の路線と重なりません。この区間は、類似の区間を通る加野団地線が加野団地を経由して大回りしていくのに対し、ショートカットしています。
マイナー区間の中間停留所は西光寺のみです。
通学客が減少したため、02/07/31限りで運行が休止されました。なお、岐阜藍川高校自体も、05年度より岐阜三田高校と統合されて岐阜城北高校となり、06年度末で藍川校舎は閉校となりました。
46.(05/02/07改正)
事業者:旧上之保村(岐阜県武儀郡)
担当営業所:川合(岐阜乗合への委託)
区間:川合車庫〜行合口〜袋坂<川合=袋坂線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:行合口〜袋坂
コメント:
旧上之保村内の川合車庫を発着とする明ヶ島(みょうがしま)線および鳥屋市(とやいち)線は、岐阜バスの路線廃止後、村営バス(80条)さらに岐阜バス委託の21条バスとなり、「メロディーバス」2両によってフリー(自由乗降)バスとして運行されてきました。鳥屋市線には、行合口から分岐して少合(しょうご)を経て峠を越え、下呂市金山町の袋坂まで行く袋坂線という枝線があり、川合車庫1040発1121着という1往復のみの運行で維持されていました。
袋坂には下呂市金山コミュニティバス(旧金山町コミュニティバス)袋坂線(飛騨金山駅〜上袋坂、80条バスで濃飛乗合委託)が通っています。こちらも以前は岐阜バスの路線であったため、その名残ともなっていました。
05/02/07に上之保村が関市に編入されることに伴って、上之保村営バスと岐阜バス関上之保(船山)線(川合車庫〜上之保船山、21条バス)が関市巡回バスとして再編されることになり、少合〜袋坂間は廃止となり、金山町へは行けなくなりました。一方、行合口〜少合は2往復以上と改められました。同時に、鳥屋市から関市役所を経て、同じく関市となった板取門原まで4時間近くかけて走る便も開設されています。
行合口の1つ手前の小和田バス停前には、以前「祝 皇太子殿下ご成婚」の看板がありましたが、現在はなくなってしまいました。
47.(05/01/31廃止)
事業者:濃飛乗合自動車
担当営業所:白川口(04/12/16より移転し、美濃白川に改称)
区間:白川口駅前〜和泉〜神土〜小谷〜万賀〜越原小谷〜大明神<加子母・越道線>
平日[往/復]:1/0<折り返し>
土曜[往/復]:1/0<折り返し>
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:小谷〜万賀
コメント:
加子母・越道線は、JR高山線白川口駅を発着点とし、加茂郡白川町・東白川村を白川に沿って縦断する路線です。このうち、越原(おつばら)小谷から先は白川の支流である大明神川沿いをさかのぼり、大明神まで行きます。しかし、大明神932発の1本だけは、越原小谷から白川の上流に向かい、旧恵那郡加子母(かしも)村の万賀まで行ってから折り返す運行となっていました。この途中区間の停留所は待合所はあっても看板がなく、待合所に時刻表が付けられていました。
万賀には他に、中津川駅前〜坂下駅前〜川上(かわうえ)役場前〜付知峡口〜加子母役場前〜下呂駅前の路線(恵北線)が通っています。営業所が違うため、時刻表は別々に貼られていました。
加子母村が中津川市に合併(05/02/13)される直前の05/01/31をもって、このマイナーバスは廃止となりました。
48.(06/06/30廃止)
事業者:知多乗合
担当営業所:半田
区間:阿久比駅前〜阿久比役場前〜阿久比グラウンド〜スポーツ医・科学研究所<スポーツ医・科学研究所線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:全線
コメント:
99/05/10のダイヤ改正で、それまでの30分〜1時間間隔から一気にマイナーバスとなりました。
これは、名鉄が阿久比球場の運営から撤退したためと思われます。
ダイヤは、阿久比駅前8時台発の折り返しでした。
この路線とペアの宮津団地線(阿久比駅前→宮津団地<循環>→阿久比駅前)が1日6便(いずれも休日運休)で運行され、長年そのまま推移してきましたが、06/07/01より、ダイヤ・路線はそのままで、名鉄知多タクシーによる中型タクシーを利用した運行に変更(06年度中の実験運行)されることとなり、バス路線としては廃止となりました。乗合タクシー実験運行は06年度で終了し、その後は運行されていません。
49.(06/06/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:柿ヶ瀬
区間:西郷〜岐阜養護学校〜尻毛駅前〜忠節駅前〜千手堂〜JR岐阜駅前〜名鉄岐阜<西郷線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/1
純粋にこの系統だけの区間:西郷〜岐阜養護学校〜小西郷
コメント:
西郷線の基本系統とほぼ同じ経路ですが、終点近くで岐阜養護学校の正面前に寄るマイナーバスがありました。基本系統にも「岐阜養護学校前」バス停はありますが、そこから学校まではけっこう離れています。一方、このマイナーバスが亨学校前の停留所は「臨時」表示となっていました。
06/07/01より、このマイナー便は学生専用便となり、路線バスとしては廃止となりました。
50.(06/09/30廃止)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:可児
区間:多治見駅前〜高田口〜小名田小滝〜久々利〜可児駅前<久々利線>
平日[往/復]:0/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:小名田小滝〜柿下〜久々利
コメント:
久々利は可児市内ですが、以前は可児駅前(広見駅前)行きよりも多治見駅前行きの方が多いという状態でした。
しかし次第に減便され、99/12/04改正でついにマイナーバス(平日・土曜1/0、休日:1/1)となりました。さらに00/10/01改正で減便され、平日は可児駅前1730発、休日は可児駅前730発となりました。
さらに03/10/01改正では休日朝の便が小名田小滝発に変更されてしまいました。それも、06/09/30をもって廃止となりました。
なお、このマイナー区間には、00/10/02より、可児市コミュニティバスが火木土に8便(久々利→小名田小滝の一方通行)運行しております。
51.(廃止日不明)
事業者:濃飛乗合自動車
担当営業所:神岡
区間:神岡高校→釜崎保育園前→奥飛騨温泉口駅→神岡大橋→殿→神岡中学校→東町→西里(にっさと)→寺林→山田学校前→柏原(かしわら)船坂前<小萱・吉田線>
平日[往/復]:1/0(神岡高校登校日の月〜金曜のみ運行)
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:殿〜神岡中学校〜東町
コメント:
このマイナーバスは、愛知・岐阜県内でも最も変わった運行であり、また濃飛バスらしい運行だったと思います。
小萱・吉田線の基本系統は神岡町内路線で、神岡市街地南部の高台を網羅するとともに、飛騨神岡高校へのアクセスもカバーしています。
吉田→小萱経由の左回り経路で運行しています。循環経路ということで比較的乗りやすい路線といえます。吉田では精米所前での折り返しがあります。
小萱・吉田線自体が濃飛バスホームページの時刻表にも掲載されていないというマイナーな存在ですが、その中で1日1便の系統であったのが、神岡高校から神岡中学校・西里を経て古川町杉崎に抜けるこのマイナーバス系統です。
まず神岡高校で高校生を乗せ、神岡中学校(停留所は置かれていなかったが、配布時刻表には掲載)で中学生を乗せます。ただし、神岡中学校にはバス停は設けられていません。神岡管内の便には珍しく神岡(林タバコ店)バス停を経由せず、さらに山田小学校(04年度かぎりで廃校)の児童を乗せます。その先の柏原船坂前(船坂さん<実は現市長>宅の前)から回送となり、峠を越えて古川町へ向かいます。そして杉崎から先は「日本レヂボン」という会社の契約輸送便になります。このように、1行路でスクール便や企業契約輸送便を一気にこなすのは大変ややこしいですが、合理的ともいえ、いかにも濃飛バスらしい運行形態でありました。
02/12/01改正時刻表で奥飛騨温泉口駅以降が時刻表から抹消され、いったんマイナー区間が消えた形になりましたが、03/04/07改正時刻表では柏原船坂前までの時刻が再び掲載されました。実際に運行がとだえていたのかどうか、よく分かりません。そして、この路線が廃止された日も正確にはわかっていません。山田小学校が廃校となった04年度末ではないかと思われます。現在、レヂボン契約便も別の形で確保されているそうです。
52.(07/03/28修正)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:岐南町平島〜岐南営業所〜城南通り〜名鉄岐阜〜柳ヶ瀬〜長良北町〜石田〜北警察署前〜城田寺団地〜石谷(いしがい)<城田寺岐南町線([き]系統)>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:城田寺団地〜石谷
コメント:
城田寺岐南町線に5・8に次ぐ3つめのマイナー系統ができました。ほとんどは城田寺団地止まりで、石谷まで足を伸ばすのは石谷発朝の1便、石谷行き夕の2便のみとなっていましたが、04/04/01改正で夕も1便となりました。
石谷は終点の雰囲気が感じられるところです。黒野線伊自良系統の二田子までそれほど遠くないところでした。そのせいもあって、07/03/28限りで廃止となりました。
53.(07/03/31廃止)
事業者:名阪近鉄バス
担当営業所:若森
区間:大垣駅前〜市民病院前〜名神大垣〜横曽根〜笠郷〜駒野〜奥条<南濃線>
平日・土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:笠郷〜奥条
コメント:
大垣駅前を出た後、国道258号線を南下する路線です。大垣〜桑名間を走破していた路線の生き残りと言えます。駒野・奥条は南濃町に入ったところですが、近鉄養老線の駒野駅から近く、ここまでの利用はあまり期待できません。
笠郷までは他路線も存在し、しかも03/04/01から輪之内線が運行開始する影響も受けて、平・土5/5、休3/3の運行からマイナーバスに転落しました。そして、07/03/31(運行は30日まで)をもって廃止となりました。
54.(07/03/31廃止)
事業者:北恵那交通
担当営業所:本社(中津川)
区間:中津川駅前〜山の田川〜苗木〜高山〜湯の島口<蛭川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:高山〜湯の島口
コメント:
北恵那交通は、中津町(国鉄中津川駅北側)〜下付知間を走っていた旧北恵那鉄道が、廃止後にバス・タクシー・トラック運送の会社となった会社です。その鉄道代替路線は中津川駅前〜下付知〜付知峡口〜付知峡権四薙・付知峡倉屋温泉で、このマイナーバスはそこから分岐する路線です。もう15
年以上も1日1往復です。終点の湯の島口は中津川市福岡地区の西端にあり、昔はその先の蛭川地区まで路線がありました。
長らく、朝の中津川駅前行きと夕方の中津川駅前発の便で運行してきましたが、02/02/01より、朝の中津川駅前行きは高山止めとされ、下付知発の便に接続する形となりました。さらに、03/04/01からはこの区間について、4条路線のまま自社のタクシー車両での運行となりました。しかし、利用者は極めて少なく、07/03/31限りで廃止となりました。
55.(07/09/30廃止)
事業者:名阪近鉄バス
担当営業所:若森
区間:大垣市役所〜大垣駅前〜大垣女子短大前〜池田町役場〜近鉄揖斐駅<大垣揖斐線>
平日・土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:池田町役場〜近鉄揖斐駅
コメント:
大垣揖斐線は、元は大垣市役所〜大垣駅前〜近鉄揖斐駅〜北方平と近鉄揖斐駅〜北方平〜東津汲(一部は揖斐川北部線となって広瀬まで運行)の2系統からなっていましたが、池田町役場〜近鉄揖斐駅間は近鉄揖斐線(07/10/01より養老鉄道となる)と完全に並行していることから、
02/04/01改正から大垣市役所発着系統については1往復を除いて池田町役場止めとし、平日の近鉄揖斐駅715発と大垣市役所735発のみが近鉄揖斐駅まで運行することになりました。そして、07/09/30限りで廃止となりました。
56.(07/09/30廃止)
事業者:濃飛乗合自動車
担当営業所:中津川
区間:中津川駅前〜濃飛バスターミナル〜大久手〜馬籠〜馬籠峠<馬籠線>
平日[往/復]:0/1
土曜、休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:馬籠〜馬籠峠
コメント:
馬籠線は、江戸時代の宿場町の面影が残る馬籠と中津川駅前とを結ぶ路線であり、01/07/15からはボンネットバス(ただし新車)の運行も始まった観光路線です。主要系統はクワリゾート湯舟沢経由ですが、一部便は旧中山道ルートをたどる大久手経由になっており、さらにそのうち1往復のみ馬籠から先の馬籠峠まで運行しています。
01/12/01改正までは、朝の馬籠峠発(中津川駅前行き)、夕方の(中津川駅前発)馬籠峠行きとその折り返し(濃飛バスターミナル行き)の1.5往復でしたが、改正後は夕方の折り返し便がなくなり、マイナーバスとなりました。さらに、03/04/07改正では夕方の馬籠峠行きのみとなり、07/09/30限りで廃止となりました。
ただし、全く同じ区間をおんたけ交通バス(南木曽町自主運行バス)が運行しているため、そちらでの乗車は可能です。停留所もすべて同位置にあります。濃飛バス馬籠峠はおんたけバスでは宮前という名称で、おんたけバスの馬籠峠は1つ先の峠の茶屋のところです。
このマイナーバスは長野県山口村内にありましたが、山口村は紆余曲折の末、05/02/13に中津川市に越県合併しました。
なお、馬籠線に乗るなら、メジャーなクワリゾート湯舟沢経由でなく大久手経由をお勧めします。狭隘区間が続き、長野県内の新茶屋〜馬籠間は旧中山道を通ります。
57.(07/12/02廃止)
事業者:あおい交通
担当営業所:小牧東
区間:野口大山→林→JA篠岡前→桃花台センター<桃花台バス 朝・Dコース>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:野口大山〜JA篠岡前
コメント:
小牧市に本社があるタクシー・貸切バス会社であったあおい交通が、桃花台と春日井駅を結ぶバス路線を運行開始したのは02/10/01(半年前の4/1からすでに会員制で運行されていた)でした。その後、桃花台ニュータウンから外れ、路線バスが存在しない周辺地区(こまき巡回バスは当時は昼間のみ運行)の足を確保するため、朝コースとしてこの路線が03/09/16に新設されました。当初は656・736野口大山発の2便が運行され、桃花台センターで春日井行きに乗り継ぐ形をとりました。また、夜は乗合タクシー「ミゴン」の運行でカバーしました。
その後、こまき巡回バスが朝夕も運行するようになった(同時にあおい交通委託となる)こともあり、利用が皆無に近かった7時台の便は06/12/11改正で廃止し、650発の1便のみの運行としたため、マイナーバスとなりました。なお、7時台の廃止で浮いた車両はピーチバス(桃花台〜小牧駅)の増便(大城715発)に回したため、ピーチバスのうちこの便のみは小型バスの運行となりました。
ほとんどの区間でこまき巡回バスが並行しますが、野口〜神明社前はこの路線のみが運行しています(こまき巡回バスは温水プール前経由)。また、こまき巡回バスは右回りで運行しており、この路線と進行方向が逆です。終点の桃花台センターの1つ手前にある古雅3丁目バス停は、JA篠岡前発春日井行きのBコースは停まりますが、このDコースは通過となっています。
07/11/01のこまき巡回バス改編によって近い時刻の便が運行するようになったこともあり、07/12/03の桃花台バスダイヤ改正によって、このDコースはひっそりと廃止されました。
58.(08/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:名古屋
区間:瀬戸駅前〜瀬戸公園〜赤津(あかづ)〜雲興寺<本地ヶ原線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:赤津〜雲興寺
コメント:
赤津には以前は瀬戸管理所(車庫)があり、05/09/30まで名鉄基幹バス(名鉄バスセンター〜栄〜引山<ここまで基幹バス>〜本地〜瀬戸駅前〜赤津)の終点であったなど、現在でも多くのバスが運行されていますが、赤津以東を運行しているのはこの便だけです。なお、04/04/01に、それまでの赤津バス停は「八王子」と改称され、新たに赤津車庫に「赤津」停が新設、路線延長が行われたため、マイナー区間はその分だけ短縮となっています。赤津から雲興寺までは楽に歩ける距離です。
15年ほど前までは、赤津の先、峠を越えて御作辻(みつくりつじ:豊田市藤岡地区)まで行くバスもありましたが(これも最後は1日1往復だった)、高校の学区をまたぐバスだったため廃止されてしまいました。
08/03/31をもってついに廃止となりました。
59.(08/03/31廃止)
事業者:名古屋鉄道
担当営業所:知立
区間:知立→富士病院前→知立団地名店街前→知立団地高根→知立団地名店街前→富士病院前→知立(循環)<知立団地線>
平日[往/復]:0
土曜[往/復]:1
休日[往/復]:1
純粋にこの系統だけの区間:知立〜知立山町〜富士病院前〜知立団地名店街前
コメント:
98/04/01改正より、土・休のみ知立発最終の1本(2148、02/10/01より2133)となりました。
この系統は、従来は朝・夕が富士病院前経由、昼間が秋田病院前・知立市役所経由で運行されていましたが、慢性的な遅れの改善や地元要望の受け入れの観点から、
朝・夕が最終の1本を除き東知立・知立市役所(昼間は従来通り)に変更されたものです。
ただし、旧暦21日の弘法命日は、東知立〜新田の一部が車両通行止となるため、朝の東知立経由の便の一部が富士病院前経由で運行されます。
00/09/01より、名鉄バス堤線の廃止に伴い、マイナー区間が知立山町〜知立団地名店街前から更に長くなりました。
08/03/31をもって廃止となり、4/1からは知立団地は知立市ミニバスがカバーしています。
60.(08/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:岐南営業所〜城南通り〜名鉄岐阜〜柳ヶ瀬〜長良北町〜せみ〜北警察署前〜城田寺(きだいじ)団地<城田寺柳津線([き]系統)>
平日[往/復]:0/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:せみ〜北警察署前
コメント:
城田寺岐南町線は、以前は岐南町平島(一部便)・岐南営業所から名鉄岐阜を経て城田寺団地・石谷(いしがい、一部便)に抜ける路線でしたが、岐南町平島は廃止となり、岐南営業所発着も減便され、名鉄岐阜〜城田寺団地の系統が大半となりました。この基本系統は、長良北町から長良天神・石田を経て北警察署前に行きますが、「せみ」を経由するマイナー系統が存在しています。06/03/31までは平・土1/1、休日:0/1でしたが、06/04/01に減便となりました。このマイナー便は岐南営業所まで行きます。04/04/01より、城田寺岐南町線の担当は岐阜北営業所から岐阜営業所に変更されました。06/10/01には、城田寺岐南町線と岐阜柳津線が統合され、城田寺柳津線に名称変更となりましたが、08/03/31をもって柳津系統は廃止となり、名称が昔の「城田寺団地線」に戻されると同時に、このせみ系統も廃止となりました。
61.(08/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:長良医療センター〜長良北町〜メモリアルセンター〜西野町〜名鉄岐阜〜鶴舞町<忠節長良線([ち]系統)>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:金宝町〜鶴舞町
コメント:
鶴舞町バス停は06/06/30までは鶴舞車庫という名称で、忠節長良線の一部便が運行してきました。岐阜バスの待機場があり、岐阜駅周辺に待機場所が少ないため、ここまで回送されるバスも多数ありました。しかし、待機場の廃止に伴い、06/07/01より名称変更されるとともにマイナーバス化しました。そして、08/03/31をもって廃止となりました。
62.(09/03/31廃止)
事業者:湖国バス
担当営業所:長浜
区間:上野口〜ジョイいぶき〜大清水〜上平寺〜寺林〜藤川〜玉〜名神関ヶ原<藤川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:藤川〜名神関ヶ原
コメント:
岐阜県に乗り入れていた唯一の湖国バスはマイナーバスでした。湖国バスは、近江鉄道の過疎路線の肩代わりや自治体バスの委託を受けている事業者で、湖東・湖北に多くの路線を展開しています。この路線も旧伊吹町タウンバス(旧21条)として運行され、その後合併に伴い米原市コミュニティバスとして残ってきました。
基本系統は伊吹登山口→ジョイいぶき→大清水→上平寺→寺林→藤川→上平寺→大清水→ジョイいぶき→伊吹登山口という経路で、県境の手前で折り返します。
しかし、1便だけは県境を越えて関ヶ原町に顔を出します。伊吹登山口発737→名神関ヶ原着発810→伊吹登山口着843です。
この路線は駅にまったく寄りません。関ヶ原駅に一番近いバス停は「関ヶ原病院口」(名阪近鉄バス「関ヶ原公民館」と併用)です。
名神関ヶ原は、名神ハイウェイバスのバス停(インター入口の料金所前にある)に乗り入れ、名古屋駅発始発便からの乗り換えや、名古屋駅行き始発便への乗り換えが可能でしたが、停車していた急行便は02/05/31をもって廃止されました。また、同じく乗り入れていた名阪近鉄バスの路線バスも08/09/30をもって廃止され、湖国バスだけが残された状態でした。
ジョイいぶきは、福祉センターに公衆薬草風呂やレストランが併設されている公営施設です。
バス停はその駐車場の隅にありますが、冬には待合室の周りに除雪された雪が積まれ、バス停に近づくのが大変です。
終点の上野口は、近江長岡駅や長浜駅から湖国バスが来ています。もとは「伊吹登山口」という名称でしたが、04/07/01より、伊吹山ゴンドラ乗り場に近い上野バス停が伊吹登山口を名乗るようになったため、上野口(旧登山口)に改称されています。
63.(09/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:関
区間:関商工前〜関高校前〜せき東山〜武儀町役場〜日根<関上之保(武儀町)線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:関商工前〜稲口〜関高校前
コメント:
99/03/31までは関上之保(神渕<かぶち>)線という名称で、関商工前〜武儀町役場前〜神渕追分〜神渕という運行でした(当時の路線図はこちら)。七宗<ひちそう>町はもともと岐阜乗合のエリアで、美濃太田から来る路線もありましたが、ことごとく廃止または町営バスに転換され、最後に残ったのはこの1往復のみでした。七宗町のうち神渕地区はJR駅のある上麻生地区とは独立した地域を形成しており、位置的には関・武儀方面に出るのに便利なところです。
神渕を朝(722)出て夕方(1726、土日祝は1423)帰るという典型的な高校通学用ダイヤをとっており、神渕から中濃高校・関高校・関商工高校への利用が可能でしたが、やはり1往復では不便なため、利用者はほとんどなかったそうです。
99/04/01からは七宗町内がカットされた一方、武儀町内の日根口〜日根の1区間が延長されました。新しいダイヤでは、朝が日根→武儀町役場とせき東山→関商工前の2便に分割され、夕方は関商工前→日根と直通するようになりました。
99/05/01から、マイナー区間の一部である稲口付近について、関市内巡回バス(当初は岐阜乗合委託、04/10/01よりドライビングサービス委託)が並行するようになりました。こちらは毎日(当初は毎週水・金曜、99/08/10から土・日曜も、03/10/01から毎日)2回運行されています。
02/04/01から、土曜の運行がなくなりました。
05/02/07に武儀町が関市に編入されるに伴い、武儀町役場〜日根については日根行きの夕方便のみ運行となる一方で、関市巡回バス(岐阜バス委託)が新たに運行を開始し、1往復ではなくなりました。
09/03/31をもってこの路線は廃止となりました。日根については無償の福祉バスでカバーしています。
64.(21/06/03更新)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:恵那
区間:恵那駅前〜御所の前〜雀子ヶ根〜恵那総合庁舎前<中津川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:雀子ヶ根〜恵那総合庁舎前
コメント:
98/10/01より、2往復から1往復になりました。朝(811)恵那駅前発、夕方(1725)総合庁舎前発の、公務員定時出退勤向けダイヤでした。1往復となったのは1区間で、総合庁舎から坂を下りた雀子ヶ根ではほぼ1時間間隔で運行しており、利用することができます。しかし、県職員は利用しなかったのか、09/04/03をもって廃止となりました。
中津川線と呼ばれる路線はバリエーションが豊富で、09/04/03時点で、恵那総合庁舎系統のほかに
・恵那駅前〜三坂〜坂本駅前〜中津川駅前(基本系統)
・恵那駅前〜三坂〜坂本駅前〜市民病院(平日2.5往復、過去帳入りしたマイナーバス95)
・恵那駅前〜東岡瀬沢(平日2往復、土休運休)
・中津川駅前〜サンライフ中津川(過去帳入りしたマイナーバス65)
とありました。
以前は「国道経由」(恵那駅前〜三坂〜坂本深沢〜中津川駅前)もありましたが、95/11/04に廃止となっています。この系統も廃止直前は1日1往復でした。
中津川線は21/03/31をもって全線廃止となりました。恵那市内の恵那駅前〜東鉄恵那車庫は東鉄バスが引き続き運行し、中津川駅前〜東鉄恵那車庫は北恵那交通が運行しています。
65.(09/04/03廃止)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:恵那
区間:中津川駅前〜三菱工場前〜サンライフ中津川前〜サンライフ中津川<中津川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:サンライフ中津川前〜サンライフ中津川
コメント:
上記64と同様、98/10/01より平・土・休1往復になりました。さらに99/12/04改正で、平日は中津川駅前1040発の往路のみ、土・休は廃止されました。この路線に私が乗ったときは、サンライフから北恵那タクシーに乗って帰りました。
なお、03/04/01改正でなぜか再び復路が復活(1100発)しました。
1往復のみなのは1区間で、しかも64.と違い、この区間は100mほどしかありません。
ただし、サンライフ中津川前停は国道19号線バイパスから旧道が分かれるところに属している関係で、恵那駅前方面行きしか止まりません。
中津川方面行きの場合は、最寄り停留所が、バイパスを渡った北側にある中津川インター口または小石塚となり、やや遠くなりますが、十分歩けます。また、JR高速バスの中津川千旦林バス停も至近距離です。
こちらも、09/04/03をもって廃止となりましたが、全く問題ないと思われます。
66.(09/04/03廃止)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:可児
区間:多治見駅前〜県病院〜小泉8丁目〜北丘団地〜大森口〜旭ヶ丘10丁目<旭ヶ丘=小泉線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:北丘団地〜根本駅前〜大森口
コメント:
この路線は、JR太多線の本数が少なく、北丘団地が開発されていない時代には、多治見駅前と小泉・根本・旭ヶ丘団地を結ぶ基幹路線でした。
その後、旭ヶ丘の南に明和団地ができると旭ヶ丘循環線に役割をとって代わられ、さらに北丘団地の開発によって北丘団地止まりが多くなり、ついに旭ヶ丘10丁目行きは99/12/04改正でそれまでの平日2往復(土休運休)からマイナーバスとなりました。
03/04/01改正で、それまでの8時台の1往復に加え、12時台の1往復が追加され、平日2往復となりました。ねらいは不明ですが、県病院への通院を考慮したのかもしれません。しかし、結局は09/04/04改正で廃止となりました。
なお、北丘団地もJR根本駅に近く規模も小さいため、路線バスはあまり利用されず、ここまでの便も平日3往復・土休日2往復となってしまっています。旭ヶ丘=小泉線といいながら、旭ヶ丘には行かなくなり、小泉にもわずかな本数しか行きません。昔は小泉8丁目行きがたくさんあったのですが・・・。
多治見駅前〜県病院間は午前中は20分ヘッドで運行していますが、これも以前は10分ヘッドで運行していたことを考えると寂しい限りです。
67.(08/09/30廃止)
事業者:名鉄バス東部
担当営業所:蒲郡
区間:豊橋駅前〜大塚駅前〜十能〜三谷温泉〜蒲郡駅前(〜前野口<往路のみ>)<豊橋線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:大塚駅前〜十能〜南山口
コメント:
蒲郡〜豊橋を結ぶ路線は長年、上記の経路で運行されてきましたが、十能付近の南にできたラグーナ蒲郡を経由するルートが主となり、十能経由は08/04/01よりマイナーバスとなりました。当該区間にはほかに市役所通線(西浦駅前〜市役所〜蒲郡駅北口〜市民病院〜三谷駅北口〜丸山住宅)もありましたが、これも08/03/31をもって廃止となり、かわって新設された病院丸山線(蒲郡市民病院〜水竹町〜蒲郡駅前〜三河三谷駅前〜丸山住宅)はラグーナ蒲郡経由となっております。なお、このマイナーバス系統は、他系統が経由する三河大塚駅(駅前広場)に入らない点でも変わっています。市役所通線も三河大塚駅は経由しませんでした。
名鉄バス東部はこのマイナー系統も含めた豊橋駅乗り入れ全系統について、08/09/30をもって廃止する意向を表明しました。豊橋駅乗り入れ系統は公的補助によって存続することとなりましたが、マイナー系統は重複しているとして廃止となりました。
68.(09/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:高富
区間:JR岐阜〜名鉄岐阜〜市民会館〜金華橋〜早田東町〜長良川国際会議場前〜長良八代公園〜三田洞団地<三田洞線(旧33系統)>
平日[往/復]:0/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:早田東町〜長良川国際会議場前
コメント:
三田洞線は旧市営バスの路線です。基本系統(旧13系統)は早田東町から岐阜メモリアルセンター正門前・岐阜メモリアルセンター前を経て長良川国際会議場前に向かいますが、旧33系統はここをショートカットするものです。06/03/31までは平日1/1、土休1/2となっていましたが、06/04/01よりマイナーバスとなりました。最後は三田洞団地1047発のうんこうでしたが、09/09/30をもって廃止となりました。
69.(09/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:各務原(岐阜バスコミュニティ)
区間:各務温井〜国所〜坂井〜尾崎団地〜JR岐阜<尾崎団地線>
平日[往/復]:1/0
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:各務温井〜坂井
コメント:
この区間は、本数が多かった時代からマイナーバスに至るまで、複雑な経緯をたどっています。もともと、新岐阜〜坂井〜おがせ〜新鵜沼駅に岐阜おがせ線が運行していたのですが、その後、尾崎団地線と各務原東部線に分割されました。
各務原東部線は三柿野駅前行きから各務原飛行場駅前(その後、産業文化センターに改称)行きになったものの、減便は続き、06/07/01改正でついに、鵜沼中学校前〜おがせ〜坂井〜産業文化センターについて、平日のみ1往復(産業文化センター1528着1544発)となってしまいました。一方、尾崎団地線は、基本となる諏訪山団地行きのほか、坂井を経由して各務原高校前・テクノプラザ・三柿野駅前(08/03/31で廃止)に行く路線がありました。したがって、各務原東部線の鵜沼中学校前〜坂井、菊園町〜産業文化センターの2区間がマイナーバスとなったように見えます(坂井〜菊園町は他路線が重複)。ところが、おがせ〜坂井間にある各務温井から、平日朝に2便(645, 705)のみ、名鉄岐阜に向かうダイヤが存在しました。したがって、各務温井〜坂井はマイナーバス区間ではありませんでした。各務温井の北には各務原営業所(停留所名は各務西町営業所<岐阜バスコミュニティ岐阜各務原線の終点>)があり、そこからの出庫便なのですが、これは明らかに遠回りであり、なぜ各務西町営業所から岐阜各務原線と同経路を通って坂井に行く経路をとらないのかと思っていました。もしかするとこの区間に乗客がいるのかもしれませんが、片道だけですし・・・。
08/10/01改正で、各務原東部線(07/10/01より岐阜バスコミュニティに移管)の鵜沼中学校前〜産業文化センターが廃止となりました。各務温井〜坂井は朝の2便のみですが、これはマイナーバスの定義に当たりません。したがって、一旦マイナーバスがなくなったのですが、09/04/01改正で、各務温井発の朝の便が659発の1本だけになってしまい、マイナーバス区間が再びできることになりました。なお、各務温井から1つめの国所より西には各務原ふれあいバスが運行していますので、純粋なマイナー区間は各務温井〜国所となります。しかし結局、この運行も09/09/30をもって廃止となりました。
なお、09/04/01改正では、各務原東部線が鵜沼中学校前から各務西町営業所まで3往復延伸されました。といっても、もともと営業所を回送していたものが営業化したものと思われます。これは、旧おがせバス停の手前から別経路(各務原ふれあいバス東部・南部線と同経路)を通ります。旧おがせバス停は、幹線道路から脇道(だが、実はまだ県道指定されたままになっている)にそれたところにあり、狭隘道路に分け入る経路が多い岐阜バスにふさわしい停留所でした。停留所名もひらがなでしたし(漢字で書くと「苧ヶ瀬」)。残念ながら?復活はなりませんでした。名鉄苧ヶ瀬駅からは歩くとけっこうな距離があります。
70.(09/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:往路・・県庁→江添→ハイツ宇佐→県美術館→清→加納新本町→名鉄岐阜→(市内じゅんかん)
復路・・(市内じゅんかん)→名鉄岐阜→加納新本町→清→清本町→宇佐→江添→県庁<さぎ山・県庁線>
平日[往/復]:県庁発ハイツ宇佐経由1/清本町経由県庁行き1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:江添→ハイツ宇佐→県美術館、清→清本町→宇佐
コメント:
旧市営バス長良線のローカル系統です。長良線の基本系統は岐阜駅前(JR岐阜駅北口)〜市民会館〜西野町〜忠節〜正木マーサ前〜簡易保険前〜鵜飼屋〜県総合庁舎前〜市民会館〜岐阜駅前というもので、この順に回るのが「忠節さぎ山まわり(1系統)」、逆順にまわるのが「長良さぎ山まわり(11系統)」でした。これに加えて、簡易保険前から金華橋を経て市民会館にショートカットする「忠節金華まわり(101系統)」「金華さぎ山まわり(111系統)」がありました。さらに、基本系統が岐阜駅前から県庁まで延長運行する系統もありました。県庁系統は上記のように、清〜江添間の往復で別の経路、しかもそれぞれがこの系統しか通らない固有の経路となっていました。
岐阜バスに移管した後もこの体制が続きましたが、08/04/01改正で基本系統が「市内ループ線」に改称(JR岐阜から忠節方面へは金宝町経由から金町7経由に経路を変更)されたのを期に、それ以外のローカル系統は「さぎ山・県庁線」とされました。この時は、県庁発ハイツ宇佐経由が平日3(長良さぎ山2、忠節さぎ山1)、清本町経由県庁行きも平日3(長良さぎ山1、忠節さぎ山2)でしたが、09/04/01改正で減便され、県庁発ハイツ宇佐経由が1(長良さぎ山)、清本町経由県庁行きが1(忠節さぎ山)となって、マイナー区間が発生することになりました。しかし、09/10/01改正でさぎ山・県庁線の全系統が廃止となってしまいました。
ちなみに、同時に廃止となったさぎ山・県庁線のもう1つのグループである金華橋経由系統については、08/04/01改正で金華さぎ山1、忠節金華3<うち1は忠節始発>と、固有の区間である簡易保険前からメモリアルセンター西交差点までの約200m、1停留所間にも満たない区間はかろうじてマイナーバスから逃れました。この区間は花火大会の時に臨時運行されるため、現在も路線免許としては廃止になっていないとのことです。これこそ本当のマイナー区間かもしれません。
71.(10/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:JR岐阜〜徹明町〜長良北町〜せみ〜正木東〜岐阜大学〜岐阜大学病院<岐南町線>
平日[往/復]:0/0
土曜・休日[往/復]:0/1
純粋にこの系統だけの区間:せみ〜さぎ山〜正木東
コメント:
さぎ山と言えば、昔は岐垣(ぎえん)線の北の起点となり、西大垣(大垣スイトピアセンター)まで行くことができたという停留所です。が、この区間は道路が非常に狭くすれ違いが困難な「岐阜バスらしい」区間でもありました。09/10/01より、北側に整備された新しい道路にほとんどの便が移され、土休日の岐阜大学病院2200発最終便のみが残りました。結局、10/03/31をもって廃止となりました。なお、同区間には、やはり本数が少ない黒野線長良橋経由西秋沢行き系統も走っていましたが、同じく09/10/01に経路変更となり、10/03/31限りで系統廃止となりました。
72.(10/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:柿ヶ瀬
区間:名鉄岐阜〜市民会館・裁判所前〜忠節町2丁目〜忠節橋〜島新町〜島南公園前〜市立女子短大〜曽我屋〜東改田<曽我屋線>
平日[往/復]:1/0
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:県総合庁舎西口〜忠節町2丁目〜忠節橋〜島新町〜島南公園前
コメント:
曽我屋線は元市営バスの路線で、大縄場大橋や県道岐阜関ヶ原線がない時代から運行しており、岐阜バスや名鉄揖斐線がカバーしない地区を運行するため、後に大縄場大橋経由で新設された真正大縄場線(現在は大野真正北方線)と違い、まず忠節橋を渡ってから西・南・西と進む、ずいぶん回り道の経路になっていました。これが09/10/01改正で、大部分が大縄場大橋経由となり、平日の名鉄岐阜発2145発最終便のみが残ることになりました。そして、10/04/01からは全便大縄場大橋経由となりました。
73.(10/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜西
区間:JR岐阜〜西野町〜鏡島弘法前〜西荘四丁目〜西岐阜駅〜岐阜アリーナ前〜県庁<鏡島市橋線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:西荘四丁目〜岐阜アリーナ前
コメント:
岐阜市営バスの県庁・県美術館付近の系統錯綜地区におけるマイナーバスとして01/10/01改正で現れた系統です。
01/09/30までは、平日のみ2/1の運行でしたが、往路の1便が削減されました。また、西岐阜駅の北側から岐阜アリーナ前までを走っていた鏡島大橋線の系統(平日のみ0/1)は廃止となったため、マイナーバスとなりました。
ただし、西岐阜駅前後の陸橋区間のみは、岐阜バス・県庁岐大線が重複しています。西岐阜駅バス停は陸橋上にあり(日野市橋線は駅北口)、JR駅と連絡しています。ここにある岐阜バスの停留所は「西岐阜駅橋上」と表記されています。
02/04/01に「西荘五丁目」は「西荘四丁目」に改称されました。また、04/02/01改正で鏡島市橋線に西岐阜駅経由の市橋発着便が新設され、重複する西荘四丁目〜西岐阜駅間はマイナー区間ではなくなりました。
04/04/01より、岐阜バスに運行が移管されました。06/04/01より、それまで市橋発着の循環経路であった鏡島市橋線のうち、市橋〜県美術館〜加納新本町〜JR岐阜間の運行が加野団地線に移管したため、マイナー系統についてもこの区間が短縮となりました。10/09/30限りでこの県庁発着系統は廃止となり、鏡島市橋線は基本系統の市橋発着にそろえられました。
74.(10/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:柿ヶ瀬
区間:簡易保険前〜忠節〜萱場口〜精華〜県美術館西口〜江添〜県庁<鏡島大橋線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:西之荘東〜県美術館西口〜ハイツ宇佐西口〜江添
コメント:
旧・岐阜市営バスの県庁・県美術館付近は本数の多い系統・少ない系統が錯綜し、さらに岐阜バスの路線も絡んで異常に複雑になっていましたが、マイナー区間に該当するものは従来存在していませんでした。しかし、99/10/01の岐阜市営バス改正で、ついにマイナー区間が出現しました。
鏡島大橋線は岐阜市営バスでも最も本数が少なく、しかもJR岐阜駅バスターミナルと無縁という異色の系統で、ここで挙げている県美術館西口経由のものと、市橋3丁目・西岐阜駅<橋上>経由がありました。
99/09/30までは平日:1/3、1/1、土曜:1/1、1/2、休日:運休というダイヤだったのが、改正で減便され、西岐阜駅経由は平日のみ0/1となり、さらに01/10/01改正で廃止されてしまいました。
結果的に現在では、鏡島大橋線自体が平日のみ1/1となり、01/10/01以降はマイナー区間もそれまでの西荘東〜江添から萱場口〜江添と長くなりました。
04/04/01より、岐阜バス岐阜北営業所に運行が移管されました。さらに05/04/01には柿ヶ瀬営業所担当となりました。萱場口〜西之荘東(市営バス時代は「西荘東」、本路線廃止に伴い停留所も廃止)間は岐阜バス県庁岐大線が重複していました。また、県美術館西口・ハイツ宇佐西口の東方にある県美術館・ハイツ宇佐各バス停にはそれぞれ多くの本数がありましたが、ハイツ宇佐に行く路線も後に削減され、このマイナーバスと同時の10/09/30をもって廃止となりました。
75.(10/09/30廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:柿ヶ瀬
区間:西郷〜東改田〜柿ヶ瀬〜北高前〜忠節〜金華橋通り柳ヶ瀬〜名鉄岐阜<西郷線>
平日[往/復]:1/0
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:東改田〜柿ヶ瀬
コメント:
西郷線の基本系統は尻毛(旧・尻毛駅前)・千手堂経由であり、柿ヶ瀬・金華橋通り経由はもともと便が少なかったのですが、04/04/01改正でついにマイナーバスに仲間入りとなりました。マイナー区間は東改田〜柿ヶ瀬の1区間のみで、他区間は他系統と重複しています。05/04/01より担当が岐阜北から柿ヶ瀬営業所に移転しています。さらに、07/03/29改正より、市中心部の経路が金華橋通り経由から千手堂・徹明町経由となり、基本系統にそろえられました。10/09/30限りで系統廃止となりました。
76.(12/03/31廃止)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:各務原(岐阜バスコミュニティ)
区間:名鉄岐阜〜JR岐阜〜城南通り〜上印食YKK・AP前〜上戸〜長平<川島前渡線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:上戸〜長平
コメント:
以前、各務原市内を東西方向に走る岐阜バスは、鉄道の北側地域を通る岐阜おがせ線(過去帳入りしたマイナーバス69参照)と、南側地域を通る川島前渡線の2つがあり、どちらも新岐阜から新鵜沼まで乗り通すことができました。岐阜おがせ線は現在は岐阜各務原線となっています。川島前渡線は新鵜沼駅前〜長平間の廃止後、上戸から分かれて各務西町営業所に向かう系統も04/09/30限りで廃止となりましたが、長平系統は残存してきました。10/04/01改正で、それまでの4往復(土休日の岐阜行きは3本)だったダイヤが1往復(朝の長平発と夕方の長平行き)となり、12年4月改正で廃止となりました。
廃止となった上戸〜長平間は、狭隘区間が続く岐阜バスらしい路線でした。現在はふれあいバスが一部運行しております。
76.(07/11/30廃止)
事業者:濃飛乗合自動車
担当営業所:下呂
区間:高山濃飛バスセンター〜久々野駅前〜上ヶ洞〜オケジッタ〜濁河(にごりご)温泉<高山・御岳線>
平日[往/復]:1/1
土曜、休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:上ヶ洞〜オケジッタ
コメント:
02/04/29より運行を開始したマイナーバスです。濁河温泉は御嶽山に近く山深い秘境で、下呂市小坂地区に属していますが、小坂駅前からの濃飛バスでも1時間20分もかかるところにあります。しかし、02/07/27より、夏季の一部期間限定ではありますが、おんたけ交通が木曽福島駅前からのバスを運行開始し、さらに高山からの便もできたことで、濁河温泉での乗り継ぎのバリエーションが広がりました。冬は過酷な路線条件になりますが、下呂便・高山便とも通年運行しています。
07/11/30をもって、下呂便・高山便とも廃止となっています。
77.(11/02/28廃止)
事業者:濃飛乗合自動車
担当営業所:高山
区間:高山濃飛バスセンター〜花里町3丁目〜庁舎口〜緑ヶ丘〜飛騨高山高校山田校舎口〜産業センター前〜三日町〜夏厩(なつまや)〜牧戸<荘川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:産業センター前〜飛騨高山高校山田校舎口
コメント:
荘川線は、高山バスセンターから清見支所(旧役場)のある三日町(現・清見支所前)を経て、清見町内の大谷(おおたに)・坂下(さかした)や荘川町牧戸に行く路線です。
一般的には、花里町3丁目からそのまま国道158号線を西進し、崇教真光総本山前を経て産業センター前に行きますが、朝の牧戸発と夕方の高山発の1往復のみ、やや北にある緑ヶ丘を経由していました。
緑ヶ丘方面は以前は市内線がありましたが、市の福祉バス「のらMy Car」が96/08/01から運行開始されたことによって市内線が観光路線を除き移管されました。しかし、市内西部の既存路線は高校通学輸送の観点から、最小限のダイヤが残存しています。このマイナーバスもそのうちの1つにあたります。このマイナーバスは、濃飛バスが出している時刻表からは読みとることができず、高山バスセンターの時刻表に「緑ヶ丘経由」の表記があったのを見て初めて気付きました。
飛騨高山高校山田校舎口(旧・農林高校口)〜産業センター前間は、01/04/03の高山市内施設めぐり光記念館線の運行開始に伴い、マイナー区間でなくなっていた時期がありましたが、光記念館線は08/03/31で廃止となっています。
11/03/01の高山市内路線再編に伴い、この系統は廃止となり、西高校経由が新設されています。大半の区間は「のらMy Car」西線が運行しています。
78.(12/09/30廃止)
事業者:岐阜バスコミュニティ
担当営業所:各務原
区間:犬山駅東口〜犬山中央病院東〜犬山ニュータウン〜尾張富士〜明治村<明治村線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:長者町団地〜尾張富士〜明治村
コメント:
明治村線は、06/12/01に名鉄バスから岐阜バスコミュニティに移管されましたが、それ以前から岐阜バスコミュニティに運行委託されていた路線です。もともとは尾張富士経由が主要系統であり、現在の主要系統である安楽寺(あずくじ)経由は本数が少なく、04/03/31にいったん廃止されていました。しかし、07/12/01改正で安楽寺経由が復活し、逆に尾張富士経由がマイナーバスとなってしまいました。尾張富士経由は坂がきついため、06/12/01の移管時から冬期は安楽寺経由(ただし途中停留所なし)で運行されていたことや、途中停留所が尾張富士しかなかったことが理由と考えられます。なお、安楽寺経由の途中停留所は、04/03/31廃止前は長者町団地南(別系統あり)、安楽寺、佐ヶ瀬、神尾、入鹿湖乗船場の途中停がありましたが、復活後は長者町団地南、安楽寺、神尾のみが設置されました。
尾張富士経由系統は結局、12/09/30限りで廃止となりました。
ちなみに、同じく岐阜バスコミュニティ(17/04/01より岐阜乗合自動車に合併)の路線であるリトルワールド線には、今井丸山経由というマイナー系統があります。06/12/01の移管時に4往復停車から1往復停車になったものです。ただし、通過便もこの停留所を通ることから、マイナーバスとしては挙げておりません。
79.(13/03/31修正)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:各務原(岐阜バスコミュニティ<当時>)
区間:大洞緑団地〜光輪公園口〜日野橋〜琴塚〜水海道樹木〜岐東球場前〜入舟町4丁目〜田神駅前〜名鉄岐阜〜JR岐阜<大洞団地線>
平日[往/復]:1/0
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:琴塚(01/03/31までは西琴塚白龍観音前)〜岐東球場前
コメント:
大洞団地線は通常、北一色・徹明町を経由しますが、このマイナー系統は手前の琴塚から左折して岐東球場前で右折する経路をとり、北一色・徹明町を経由しません。
現在のJR岐阜駅北口バスターミナルが供用される07/03/29以前は、他の西鏡島・県庁行きはJR岐阜駅西(道路上バス停)を経由しましたが、このバスのみ旧JR岐阜バスターミナル内止めとなっていたのも変わっていました。
入舟町4丁目〜田神駅前〜名鉄岐阜は、04/04/01に岐阜市営バスから移管された岩戸入舟線が平日1往復運行しています。水海道樹木〜岐東球場前間には、岐阜聖徳学園大線(墨俣・聖徳学園大学〜名鉄岐阜〜徹明町〜北一色〜富田学園前〜水海道)が交差しており、こちらは日中約1時間に1本走っています。
02/04/01から、土曜・休日の運行がなくなりました。そして13/03/31をもって廃止となりました。
ちなみに、大洞団地線にはもう1種類、鵜飼屋経由(平休とも大洞緑団地発朝2便・名鉄岐阜発夕1便)という変種があります。
80.(14/04/01追加)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:JR岐阜→城南通り→八剣→岐南営業所<岐阜八剣線、E39>
平日[往/復]:0/0
土曜・休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:八剣〜岐南町役場前
コメント:
06/09/30までは城田寺岐南町線という名称で、基本系統は城田寺団地〜名鉄岐阜〜岐南営業所でした。06/10/01に岐阜柳津線と統合されて城田寺柳津線となり、岐南町役場方面は枝系統の位置づけとなりました。その後柳津方面系統が廃止され、路線名が城田寺団地線となっても、JR岐阜〜岐南営業所は全日2往復の運行で推移しました。この区間が13/04/01改正で城田寺団地線から切り離され、岐阜八剣線という新名称になったのですが、同時に何と、土休日のみJR岐阜2230発の片道しかないという究極のマイナーバスとなったのです。しかし1年後の14/03/31をもって廃止となりました。
なお、岐南営業所へは岐阜バス岐阜営業所が下川手から12/04/01に移転した関係もあって、13/04/01から松籟加納線が延伸され、便数は大幅に増えております。
81.(14/04/01改正)
事業者:名阪近鉄バス
担当営業所:若森
区間:大垣駅前〜北高前<北高スクール線>
大垣北高校登校日[往/復]:1/1
それ以外[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:北高東口〜北高前
コメント:
純然たるスクール路線で、往路は大垣駅前815発、復路の北高前発は平日が1535発、土曜が1300発。途中はノンストップでした。
この路線と経大スクール線(大垣駅前〜経大前<岐阜経済大学>、現:岐阜協立大スクール線)は、大垣駅前から少し離れた5番乗り場(近鉄旅行前)から発車することが特徴的でした。
14/03/31をもって廃止となりましたが、北高東口には開発住宅線があり、通学は可能です。
82.(14/10/01更新)
事業者:北恵那交通
担当営業所:本社(中津川)
区間:坂下駅前〜赤田口〜寺尾洞〜宮の洞<外洞・上野線>
平日[往/復]:1/1
土曜、休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:島平〜赤田口〜熊久保
コメント:
08/09/30までは濃飛バスの路線でしたが、中津川営業所閉鎖により、08/10/01から北恵那交通の路線となりました。
03/04/07改正で、それまでの平日2/1からマイナーバスとなりました。この路線にはほかに外洞経由がありますが、こちらも平日3/2と本数が少なく、土休日は全面運休でした。宮の洞は山間の小さな集落で、この付近は小さく右回りに循環して戻る経路となっています。そのため、赤田経由と外洞経由を行き帰りセットで堪能することが可能な便があります。
14/09/30をもって、赤田経由・外洞経由ともに廃止となりました。沿線は市の福祉巡回バス(無償)でカバーしています。
83.(15/02/13追加)
事業者:名鉄バス
担当営業所:岡崎
区間:ソニー→岡崎駅前→東岡崎(南口)<岡崎・幸田線>
平日[往/復]:0/0
土曜[往/復]:1/0
休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:ソニー〜上地郵便局口
コメント:
この系統は2001年6月1日に運行開始しました。終点のソニーは有名企業の名前そのままで、何ともぶっきらぼうですが、ソニーイーエムシーエスの幸田サイトの前になります。通勤・出張用として設定されたものです。出発式も盛大に行われました。ソニーと1つ前の彦左公園が幸田町内ですが、あとは岡崎市内を走り、上地地区などをカバーする路線としても考えられていました。しかし、利用状況が芳しくなく、2007年2月には事業者から廃止意向の表明があり、2008年度から岡崎市の補助路線として存続してきました。
岡崎・幸田線の本系統は、ソニー系統と願成寺前でわかれて幸田町に入り、坂崎・高力といったJR駅から遠いところを経由し幸田駅前まで向かっていました。しかし2012年3月17日のJR相見駅開業や幸田町えこたんバス(無償)の充実などもあって利用者が減少を続け、相見駅経由への路線見直しも功を奏さず、2014年2月に路線廃止の申出がなされました。岡崎市は市内部分の存続を希望し、幸田町は存続不要との意向を示しました。そのため、2014年9月30日をもって東岡崎〜幸田駅前系統は廃止となり、代わりに、岡崎市内区間を運行する上地循環線が10月1日新設されました。この新路線は東岡崎から上地を経て南部地域交流センターで小さく循環して戻るもので、ほとんどの区間でソニー系統と重複しています。そこで、ソニー系統については、10月1日以降「土休日のソニー1216発のみ」残り、逆方向は皆無、平日も完全運休という、絵に描いたような?マイナーバスとなりました。これが、幸田町に残る最後の路線バスとなりました。その後、幸田町の同意を経て、2015年1月31日(最終運行は25日)をもって廃止となりました
84.(15/04/01追加)
事業者:名鉄バス東部
担当営業所:蒲郡
区間:保健医療センター前〜蒲郡駅前<蒲郡市内線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:全部
コメント:
蒲郡市内線は蒲郡駅前(駅南口)〜港町〜八百富町〜蒲郡市民病院前が主要系統で、ほかに蒲郡駅前から保健医療センター前に延長運転(平日のみ)するものがありました。これが00/04/21改正から系統分離され、しかもマイナーバスとなりました。蒲郡駅前発845、保健医療センター前発1726というダイヤです。蒲郡営業所(旧・三河交通本社営業所)は保健医療センター前の先の埋立地内にあります。01/10/01改正より、朝の便はノンステップバスで運行されていました。
このマイナーバスができたときは「三河交通(通称は1999年に合併になるまでの社名であったサンライズバス)」、03/05/01からは合併により「名鉄東部観光バス」、08/07/01からは分社により「名鉄バス東部」と社名が2度も変わった15年にわたって続いてきたこのマイナーバスも、15/04/01改正で廃止となりました。
85.(15/04/06追加)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:土岐
区間:土岐市駅前〜浅野〜小田町〜明世温泉口〜瑞浪駅前<瑞浪=土岐線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:浅野〜土岐橋
コメント:
旧国道19号線を走る路線で、以前は、多治見駅前〜土岐市駅前〜瑞浪駅前の路線として1時間に1本程度運行されており、沿線に住んでいた私もよく利用しておりましたが、99/12/04改正で平日および第1・3・5土曜:1/1、休日および第2・4土曜:0/0のマイナーバス(当時のマイナー区間は浅野〜明世温泉口)となってしまいました。平日850(土曜は1410)に土岐市駅前を出て936(土曜は841)に戻る、典型的な免許維持路線ダイヤで運行されていました。
02/07/01改正で、土岐市駅前〜土岐総合病院前間が延長され、平日2/1(うち1/1が土岐総合病院前に乗り入れ)、第1・3・5土曜1/1、第2・4土曜・休日運休となり、マイナーバスを脱出しました。
土岐総合病院乗り入れで利用者が増えることが期待されましたが、09/04/04改正で延長区間は廃止となり、元に戻るどころか、平日土岐市駅前発の便のみという寂しい路線となってしまいました。そして、15/04/06改正でついに廃止となりました
86.(16/04/01改正)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:岐阜大学病院〜長良北町〜JR岐阜〜岐南町三宅〜イオンモール各務原<岐南町線、E14>
平日[往/復]:0/0
土曜・休日[往/復]:1/0
純粋にこの系統だけの区間:岐南町三宅〜イオンモール各務原
コメント:
14/09/26に増床リニューアルオープンしたイオンモール各務原への岐阜市からのアクセス手段として、9/20から快速イオンモール各務原線運行開始に加え、土日祝日のみ、岐南町線の終点であった岐南町三宅から延長運行が始まり、10.5往復が運行されました。それから1年ちょっとの15/10/01よりマイナーバスになってしまいました。岐南大学病院917発のみです。マイナー区間の途中にある岐南町平島は、以前の岐南町の終点で、04/09/30をもって廃止になっていたのが復活しました。ただし経路は以前と異なります。
結局は半年間運行しただけで、16/03/31をもって廃止となりました。
87.(16/10/01改正)
事業者:知多乗合
担当営業所:東海
区間:太田川駅前〜木庭(こんば)〜加木屋〜加木屋車庫前<東海市内線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:木庭〜加木屋
コメント:
加木屋車庫は知多バス東海営業所です。以前は東海市内線として多くの系統が運行し、さらに名和駅や名古屋市内の大同町駅前から県道55号名古屋半田線をずっと走ってくる路線(名古屋・東海線)もありました。2002年10月1日の東海市循環バス(現:らんらんバス、知多乗合委託)運行開始後は、日中を走る循環バスの昼間を東海市内線が通勤通学需要向け等で補完する形となりましたが、両バスを一本化すべきとの意見が強まり、2012年3月20日に大改編が行われました。この時、東海市内線で唯一残ったのがこの系統です。この時は平日6往復、土休日4.5往復でしたが、7月20日の改正でマイナーバス化されました。加木屋車庫へ行く唯一の知多バス路線となりましたが、らんらんバスは加木屋車庫前を通過する便が多数あります。16/10/01改正で廃止となりました
東海市内の知多バスはほかに、上野台線の太田川駅前〜水深〜上野台の系統も平日1往復・土休日0往復でした(マイナー区間は太田川駅前〜水深〜富田)が、こちらはらんらんバスと並走しておりました。やはり16/10/01改正で廃止となりました
88.(17/04/01改正)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜西
区間:市橋〜西岐阜駅〜敷島町〜JR岐阜<鏡島市橋線>
平日[往/復]:1/0
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:市岐商前〜西問屋町
コメント:
このマイナー区間を含む路線は昔は日野市橋線という名称で、その名の通り日野地区と市橋地区を結んでいましたが、現在の市橋バス停までは行っておらず、西岐阜駅(市橋小学校区にある)が終点でした。08/04/01に岐阜バスが行先番号制を導入した際、この路線の西岐阜駅方面は、番号の英字を表す8つの幹線のどれにもあてはまらないため、付番されない珍しい路線となりました。15/10/01には路線がJR岐阜で分けられ、日野側は独立して岐阜日野線になる一方、西岐阜駅側は鏡島市橋線(市橋〜鏡島弘法前〜JR岐阜)と合体して、市橋〜鏡島弘法前〜JR岐阜〜西岐阜駅〜市橋という循環路線になりました。これでようやく市橋バス停に到達したことになります。なお、鏡島市橋線は旧市営バスの路線で、06/04/01までは市橋〜鏡島弘法前〜JR岐阜〜県美術館〜市橋という循環路線であったのが、JR岐阜〜県美術館〜市橋の区間は加野団地線の延長運行でカバーされたという経緯があります。ところが、16/10/01改正で、またしてもこの区間が鏡島市橋線に戻され、それまでの西岐阜駅経由の部分は循環路線から外されるどころか、1時間に1本あるかないかという頻度から一挙に平日片側1便というマイナーバスに転落してしまいました。このマイナー区間の一部は15/04/01より三里・本荘地区コミュニティバス「すまいるバス」が運行していますが、空白部分も生じています。平日のみ市橋2045発というダイヤでした。
マイナーバスとなって半年後の17/03/31をもって廃止となりました。西岐阜駅を通る路線バスもなくなりました(コミュニティバスは運行)。
89.(19/04/01改正)
事業者:JR東海バス
担当営業所:本社(中津川)
区間:後田(うしろだ)〜恵那追分〜恵那西山〜辻原口〜美乃坂本<恵那線>
平日[往/復]:1/0
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:後田〜恵那追分
コメント:
北恵那交通恵那線は、02/02/01にJR東海バスから北恵那交通に移管された路線です。
JR東海バスの系統はどこも複雑でしたが、中津川営業所管内も例外ではなく、この恵那本線も基本系統の中津川〜恵那尾崎〜松源寺〜市民病院(〜恵那追分〜恵那西山〜辻原口〜美乃坂本:一部の便のみ)のほかに、
大峡経由(恵那尾崎を経由しない:「大峡」とは地区名でその名のバス停は存在しない)・後田経由(松源寺・市民病院を経由しない)・星ヶ見経由(恵那追分・恵那西山を経由しない)という枝線を持っていました。
これらの枝線は98/10/19改正ですべて廃止されました(同時に基本系統の大幅減便も行われました)。
しかし、営業所が東濃鉄道バス西山口停留所の近くという中途半端な場所にあったため、朝の美乃坂本行き始発便(7:02発)のみは、営業所から回送で大峡を通り、後田から営業運転となって美乃坂本に向かう便となりました。
このため、後田〜恵那追分間の短い区間がマイナー区間として残りました。北恵那交通への移管にあたって廃止になるかと思っておりましたが、存続しました。
なお、後田バス停(交差点北)は山手町バス停(交差点東)と非常に近い位置にありますが、別名になっていました。
19/03/29の運行をもって廃止となりました。
90.(19/04/01改正)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:多治見
区間:多治見駅前→多治見市役所前→総合グランド口→多治見駅前 <グランド循環線>
平日[往/復]:1
土曜[往/復]:0
休日[往/復]:0
純粋にこの系統だけの区間:小路町〜総合グランド口
コメント:
私が生まれ育った地区を通り抜ける、最もなじみ深いこの路線も、08/10/01にマイナーバスになってしまいました。養正小学校前から総合グランド口までは長く狭隘な一方通行路であり、左回り循環でしか運行できません。沿線には多治見工業高校や多治見高校がありますが、駅から歩く生徒が多く、また日中も多治見市ききょうバスが近くを運行するため、朝の便だけが残る形となりました。総合グランド口も妻木線・滝呂台線・学園都市線がカバーしています。
19/03/29の運行をもって廃止となり、近いルートをとる多治見市ききょうバス坂上ルートが時刻を変更して対応しました。
91.(20/04/01改正)
事業者:岐阜乗合自動車
担当営業所:岐阜
区間:JR岐阜〜市民会館・裁判所前〜岩戸公園前〜競輪場前〜田神駅前〜JR岐阜<岩戸入舟線>
平日[往/復]:1/1
土曜・休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:名鉄岐阜〜入舟町4、宝来町〜競輪場前
コメント:
岩戸入舟線も旧市営バスの路線です。基本系統は市民会館・裁判所前経由で岩戸公園前まで行きますが。1往復のみ循環系統があります。朝が競輪場前先回り、夜が市民会館・裁判所前先回りです。09/03/31までは平日1/1休日2/1の運行でした。
13/03/31まではマイナー区間は宝来町〜競輪場前1区間足らずのみでした。名鉄岐阜〜入舟町4間は大洞団地線岐東球場前経由系統(過去帳入りしたマイナーバス79)と重複していましたが、これが13/03/31限りで廃止となったため、マイナー区間が追加されました。この状態が長く続きましたが、20/03/31をもって岩戸入舟線が廃止となり、この路線も消えることとなりました。
92.(20/10/01改正)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:可児(八百津)
区間:八百津町ファミリーセンター前〜関電前〜展望台〜峰〜潮見〜篠原(すずはら)<潮南(しおなみ)線>
平日[往/復]:1/1
土曜(第2・4除く)[往/復]:1/1
第2・4土曜、休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:人道の丘北〜峰
コメント:
八百津町東部の久田見・福地・潮南地区は、木曽川沿いの八百津中心部に比べ標高が高い高原で、そこまで行くバスは地域の足として運行が続いてきましたが、潮南地区については人口減少が著しく、1990年代には朝に出て夕方に帰る1往復のマイナーバスとなっていました。
1998年1月より、久田見・福地・潮南地区の路線が廃止代替バス(21条バス)に移行しました。さらに4月からは八百津町自主運行バス「コミュニティバス802(やおつ)」となり、路線の大幅変更とマイクロバス化がはかられました。このとき峰〜潮見〜篠原、潮見〜十日神楽<路線復活>の区間便ができて、潮南線と重複する区間は2往復以上の運行になりました。ただし、地区の境となっていて、これらの便が重複しない展望台〜峰は1往復のままでした。そして、八百津高校前に直通する朝の便が篠原発8時台に繰り下げられ、高校通学ダイヤではなくなってしまいました。
99年4月からは、北山線が福地から篠原まで延長され、篠原には久田見・福地からも行くことができるようになりましたが、マイナー区間とは関係ありません(「マイナーバスを抜け出した路線バス」2番参照)。01/10/01からは、名鉄八百津線の廃止に伴い、潮南線の発着が八百津駅前から八百津町ファミリーセンター前(旧・八百津車庫前)に変更されました。
潮南地区は、途中のほとんどがバス1台がやっと通れる程度の狭い山間道路で、特に中型バス時代は擦れ違いに苦労していました。
私も何度かここでクルマをバックさせたことがあります(1往復ですので路線バス同士の擦れ違いはありませんが)。特にマイナー区間は地区境でカーブが続く坂道となっていて過酷でしたが、新丸山ダム工事に伴って建設されていたバイパスが開通し、10/04/01にバス経路がそちらに移りました。展望台バス停は廃止となり、マイナー区間が人道の丘北〜峰に変更となりました。
14/10/01にコミュニティバス802が再編され、潮南線は4往復に増便され、マイナーバスから脱却しました。この状態が続きましたが、20/10/01にコミュニティバス802は「やおまる」に再編となり、久田見・福地・潮南地区はすべて予約バスの運行となって、定時定路線の運行は全廃となりました。
93.(20/10/01改正)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:恵那
区間:河合〜飯地〜入野〜篠原(すずはら)<飯地(いいじ)線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:1/1
休日[往/復]:1/1
純粋にこの系統だけの区間:入野〜篠原
コメント:
恵那駅前から恵那市飯地地区へ行く路線バスで、事業者自主運行としては廃止になった後も恵那市委託の21条バス(貸切代替バス)として走り続けてきました。97/04/01から河合(「北中」乗り場:統合によってできた恵那北中学校の前に新設、現在は「笠置峡」に改称)止めになり、恵那駅前方面へは乗り換えが必要となりました。
入野〜篠原間は1区間です。実は、入野までは恵那市内ですが、篠原は前項にもあるように加茂郡八百津町内です。小中学校はもとより高校の学区も異なっており、入野〜篠原間の需要はほとんどありません。しかもこの区間は昼でも暗く、ぎりぎりバスが通れる程度の狭隘区間です。にもかかわらずこの区間の運行が維持されてきたのは、篠原に1両のみの車庫があり、ここに乗務員が出勤していたからです。よって、入野までは5往復(97/03/31までは2往復だった)で、篠原へは早朝発、夕方着の便が走るのみでした。典型的な小・中・高校通学型バス(恵那北小学校スクール、恵那北中学校スクール)のダイヤでした。
16/10/03より飯地地区に、地元住民のボランティアによる公共交通空白地有償運送「いいじ里山バス」が運行開始し、河合バス停で飯地方面と乗り換えできるようにし、飯地線のバス運行は朝夕のみとなりました。しかしこのタイミングでも篠原発着便は残りました。いいじ里山バスは篠原には行きません。
篠原では興味深い運行が行われていました。この飯地線の起点となる篠原バス停は篠原集落の一番西の端にありました。このすぐ西に車庫があって、バスは集落を通り抜けて恵那市方面に向かいました。一方、前項の潮南線は、集落の一番東の端にある「仮停」から出ていました。この前にある車庫から西へ、正式の篠原バス停を通って八百津方面に向かいました。したがって、篠原〜「仮停」は運行が重複していて、マイナー区間ではなかったのです。
篠原には何度も行きましたが、結局一度もバスで行くことはできませんでした。特にマイナー区間を乗ることは極めて困難で、篠原あたりで野宿するか、クルマを置いて(といっても適当な場所もないのですが)往復するか、あるいは送迎やタクシーを使うくらいしか考えられませんでした。大雨の日にドライブで篠原に行きましたら、仮停のポールが道の外側に倒れていて、ベタベタになりながら戻したことを思い出します。
20/10/01に潮南線の定時定路線運行がなくなるのに合わせ、この飯地線の篠原発着も20/09/30限りで廃止となりました。実は恵那市飯地町は、合併で恵那市となるまでは篠原と同じ加茂郡で、恵那郡ではありませんでした。飯地線の篠原発着はその名残だったとも言えると思いますが、乗車できず本当に残念でした。
94.(21/04/01改正)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:恵那
区間:恵那駅前〜三坂〜坂本駅前〜青木〜市民病院<中津川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:青木〜市民病院
コメント:
マイナーバスから一時脱却したものの、再びマイナーバス化し、21/03/31限りで廃止となった系統です。
中津川市民病院はこの地域では人気が高い病院であり、昔はJR東海バスが運行していましたが、02/02/01に中津川地区の全路線が北恵那交通に譲渡されました。しかし、恵那市内・中津川市坂本方面から中津川市民病院に行くためには、恵那駅前〜中津川駅前を走る東鉄バス中津川線の停留所から距離がけっこうあるうえ病院は高台にあり、少なくとも病人が歩いて行くのは不可能でした。また北恵那バスに乗り換えるのも面倒です。よって、この恵那駅前〜市民病院系統は、JR東海バスが中津川市民病院を運行しているときから東濃鉄道が乗り入れていました。マイナー区間のうち一部は北恵那交通の路線と重複しますが、この系統しか走らない区間も存在します。
長くマイナーバスであり、恵那駅前752発と市民病院1200発という運行でしたが、03/04/01改正より平日2往復の運行となりました。その後、15/04/06改正で病院行き2本、恵那行き1本となり、16/10/03改正で病院行き1本のみになって、再びマイナーバスとなりました。このダイヤでは帰りの便がありません。17/04/01改正で恵那駅前行きが復活し、1往復運行となりましたが、中津川駅前発だった便を振り替え、しかも病院行きの返しの便であり、結局は病院からの帰りに使えませんでした。
いつなくなってしまうかと心配していましたが、なんと、なくなるとは思っていなかった中津川線の本体、恵那駅前〜中津川駅前も含めた全線が廃止になることが決まってしまいました。21/04/01から、恵那市内の恵那駅前〜東鉄恵那車庫は東鉄バスが引き続き運行し、中津川駅前〜東鉄恵那車庫は北恵那交通が運行することになりました。ただし、市民病院へ乗り入れる便はなくなってしまいました。
95.(21/04/01改正)
事業者:東濃鉄道
担当営業所:恵那
区間:恵那駅前〜土々ヶ根〜下岡瀬沢<蛭川線>
平日[往/復]:1/1
土曜[往/復]:0/0
休日[往/復]:0/0
純粋にこの系統だけの区間:土々ヶ根〜下岡瀬沢
コメント:
JR恵那駅から木曽川を渡って、中津川市蛭川地区(旧蛭川村)に行く蛭川線は、もとは恵那駅前〜土々ヶ根〜下岡瀬沢〜二軒家〜<木曽川を渡る>〜天佑稲荷(恵那峡ランド)〜蛭川和田という経路でした。一方、木曽川南岸の恵那峡に行く恵那峡線は、土々ヶ根で蛭川線と分かれ、恵那峡公園の中を小さく右回りして恵那駅前に戻る経路でした。
利用者減に伴い、恵那峡線を減便するかわりに、蛭川線が恵那峡を経由する系統がつくられました。その場合、下岡瀬沢を経由すると遠回りになるため、経由しない短絡経路となりました。その途中に別の「下岡瀬沢」停留所が設けられました。しかし紛らわしいためか、07/07/01に「新岡瀬沢」と改称されました。その頃は、恵那峡・新岡瀬沢経由と下岡瀬沢経由とで半々程度でしたが、11/10/01改正で前者に統一されました。
ところが、なぜか平日の718下岡瀬沢発恵那駅前行きという系統が残り、下岡瀬沢→土々ヶ根がマイナー区間となりました。帰りの便もあればスクール対応かとも思うのですが、単純に恵那営業所(三坂)から回送して下岡瀬沢に行き始発となっているものと考えられます。その結果、回送経路とならない二軒家〜下岡瀬沢は廃止となっています。二軒家は蛭川線唯一の旧中津川市内停留所でした。
15/04/06改正で、逆方向の恵那駅前発下岡瀬沢行きが夕方に設定されました。そして、17/04/01改正で夕方の蛭川和田行き1本が下岡瀬沢行きに変更されました。結果的に、恵那駅前発が2本となり、マイナーバスの定義から外れました。しかし全然めでたくありません。肝心の蛭川線基本系統は平日4往復、休日3往復で、蛭川和田行き最終は平日1450まで繰り上がり、基本系統の方が大変なことになってしまいました。そして、蛭川線も中津川線と同じく廃止が決定され、21/03/31をもって廃止となりました。代替交通はデマンドバスとなり、恵那駅方面へ火・木曜日の1往復、そして美乃坂本駅へ高校生向け通学便が確保されました。
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